オナホ売りOLの平日

大人のおもちゃメーカーで働くOLのブログ。

はあちゅうとしみけんの結婚を応援したい

AV男優のしみけんさんとブロガーのはあちゅうさんが結婚されたようですね。

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わたしははあちゅうさんの発言や考えにすべて賛同はできない。わたしは以前のブログでも書いたけれど、はあちゅうさんの発言に関して、腑に落ちないなって思うこともあった。だけど、この件に関しては、お二人がこれからよい日々をおくれるよう応援したい。

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◆偏見がある業界に偏見を持たない人

言われつくした話だと思うけれど、性産業で働く人への偏見はある。それは、わたしのような仕事としてセックスをするわけではない営業社員にすらある。初対面の人に「AVの話をしたくない」と言われたこともあるし、この仕事に就くときは、当時付き合っていた人に「親に紹介したのになんでそんな仕事に就くの?」と言われ、結果的に別れた。

でも、わたしはその人たちが悪い人なのではなく、そういった意見が、今の日本では、よくある意見だとも思う。AVに対して批判的な発言をした人が、他の場面でも悪意のある態度をとったかというとそんなことはない。エロが苦手だけで悪い人ではない。それに、わたし自身も、この業界に入る前は女の人の裸が載った雑誌を見て顔をしかめていた。この業界に入って、どんどん慣れていくけれど、そういった感覚を持つ人が世の中にいることは忘れてはいけないよなって思うの。

だから、はあちゅうさんはフラットな人だなと思ったの。この業界の外側にいても、この業界に対する苦手意識がない人はいる。わたしも業界外の人でも仲良くなる人はいる。だけど、結婚相手という、自分も相手の責任を負わなくてはいけない、もっとも近い相手として選ぶのはハードルがあるように思う。極論を言えば、伴侶に不祥事が起きたとき、妻や夫や、もしかしたらその家族にも批判は来る。友達として親しくするよりも、ハードルは高くなる。

 

◆AV男優と結婚するハードル

配偶者のある人が、配偶者以外の人と性的関係を結ぶことは不貞行為として定義され、離婚の請求ができる。

不貞行為とは、裁判所によって「配偶者のある者が、自由な意思に基づいて配偶者以外の異性と性的関係をもつこと」と定義されています。

best-legal.jp

 

もちろん、AV男優として、仕事としてセックスをするしみけんさんはこの規定に当てはまらないかもしれない。それでも、配偶者が別の異性と性的な関係を結んでほしくないという意見を持つ人は一定層いる。はあちゅうさんが、それを嫌だなと思ってないのか、思っていても許すことができるのか、どちらかはわかりません。だけど、後者だとしたら、相手に対して理解があるように思った。

あくまで個人の意見だけど、わたしは仕事であったとしても、自分以外とセックスする相手を恋人や夫にしたくない。でも、それは、今まであったAV男優さんやハメ撮り監督さんに悪い印象があったからではありません。わたしがお会いしたAV男優さんや監督さんは、尊敬できたり、一緒に仕事したいと思う人ばかりでした。だけど、それでも、彼らと恋愛をしたり、結婚したりするのは、気持ちの問題で出来ないなって思う。業界にいて、セックスを仕事でする人に近い立場にいて、彼らの人間的に良い部分を見てきても、恋人や結婚相手にしたいと思うのは難しい。だから、はあちゅうさんは結婚に驚いている。 

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 以前ブログでも書きましたが、わたしはパートナーが風俗に行くこともよいとは思えません。同じ期間に複数の人とセックスをする人を否定はしません。本人同士が満足しているのであれば、そういう関係があってもいい。だけど、わたしは出来ないと思う。

 

◆このニュースが突破口になることを願う

恋人・結婚相手が自分以外の人とセックスするのが嫌だという人は、今後もそのままでいいと思うんです。ただね、はあちゅうさんのように、「許せるよ」という好みの人が、セックスワーカーたちをパートナーの候補としていれるのはいいことのように思う。どんなに一緒にいて楽しくても、どんなに好きな相手でも、「でもセックスワーカーだからダメ」となってしまうのは悲しい。だけど、セックスワーカーに限らず、「この人は●●だからダメ」という圧や偏見はある。一人ひとり、向き合ったらいい人だったりするのに。

この問題は、結婚や恋愛だけでなく、たとえば、セカンドキャリアの問題でもそうだと思う。以前もブログで書いたけれど、AVでたら、すべてダメになるという世の中の雰囲気をわたしは感じている。「元AV女優・男優だからダメ」という「●●だからダメ」という圧力がなくなる一翼にこの出来事がなればいいな。

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V&Rプランニング、安達かおる監督とAV業界の話をしてきた。

AV男優の辻丸さんという方が、AV問題を考える会というシンポジウムを開いたと読みました。

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そんなものがあるのか、そうか、と思っていて、辻丸さんのツィッターをフォローしていたんですが、そしたら、また、イベントを開くというツィートが流れてきました。

 AV業界にいるけれど、この問題に関して、まったく分からないですし、詳細がわかりません。ニュースで一部の記事を読んで、「わたしが知っている業界と違うな」と思うくらいです。だから、どんな物なのだろうなと思い、参加してみました。

 

◆少し興味ある人のゆるいつながり

正直、参加する前は、怖いところだったらどうしようって思ってた。なんかこう、これも勝手な私のイメージなのですが、「AV売るなんてダメだ」って怒られたらどうしようとか思っていたのですが、そんなこともなく、参加していたのも、「友達がAVが好きで、以前の辻丸さんのイベントに参加して、その後続けてきてます」というような少し業界に興味のある、ふつうの人が多くてほっとしました。

旦那さんが、家にAVおいていますっていう主婦の人とかもいて、でも、わたし個人的には持ち主本人以外見えるとこにAV置くのはいやだなって思うから、嫌じゃないですか?って話したり、ほんと、ふつうの話しました。もっと、こう、イデオロギーのある人かなと思ったけど、そんなことなくてほっとした。積極的な意見や活動はなくても、「この業界に少し興味がある」という女の人がいるのはいいことかもしれないなと思った。

 

◆最善だけど難しいこと

当日、会場にV&RプランニングのAV監督の安達かおるさんがいらしていました。安達さんは現場に、メディアを入れるという取り組みをしているようです。

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撮影現場をオープンにすることは、とてもいいことだと思います。だけど、一方で、わたしの意見としては、すごくすごく難易度の高いことだなとも思った。メーカーによるでしょうし、そうでない会社もあると思います。だけど、わたしが現場を見て思ったのは、「制作はギリギリで現場をまわしているな」ということ。時間も予算もギリギリ。実際の現場を観たら、戦場のように忙しかった。メーカーの人間であっても、わたしのような現場になれていない人間は邪魔になる。そのような中に、取材班を入れたら、仕事まわるのかな、というが私の意見です。仕事として撮影を行うことと、取材を受けること、それを両立する難しさのようなものを感じてしまいました。そのぶん、安達さんの行っていることは、ものすごく手間やコストをかけて、難しいことに挑んでいるということも分かります。

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◆断れるスキルの重要さ

前述したシンポジウムは、私は参加しなかったのですが、AV女優の新村あかりさんという方が参加したというのはネットを見て知っていました。わたしは、そこで何を話したかは知らず、AV女優として、現場で困ったエピソードとか話したのかなと、思っていたのですが、彼女は、業界の良い部分も話していたようです。

新村さんの友達が、出演したくないのに、AVに出る方向で話が進んでしまったとき、彼女がその友人と一緒に事務所にいき、きちんと断り、出演しないことで話がまとまった、友達の所属する予定だった事務所も話を聞いてくれ、出演には至らなかった。 そんな、エピソードを辻丸さんは紹介してくれました。

出演を依頼にする側にも、無理をさせないように配慮する、改善する点はあると思います。しかし、それと同時に、依頼された側が嫌なことをきちんと断ることも大切なように感じています。ヨーロッパの性教育に関する記事で以下のような話を紹介していました。

gendai.ismedia.jp

「良く知らないおばさんが訪ねてきて、あなたに(あいさつの)キスをしたいと言っています。そんな時どうしますか?」という状況設定で、教師が小さな男児とロールプレイを試みる。そして男児はしっかりと「キスはいやだ」「でも握手ならいいよ」と自分の望まない形での肉体的接触を拒否する。

こういった教育が日本にも必要のように私は思っています。自分はどうしたいか、なにが嫌か、きちんと考えて、嫌なことは断る。考えることと意志を表明すること。もちろん、セクハラや強要をしないように配慮をすることは必要です。だけど、一方で、受け手がきちんと拒否することを身に着けることは、AV出演だけに限らず必要かなと思います。「これが嫌だよ」というが伝わることが必要のように思う。言葉で意思を表明しないと相手には伝わりにくい。

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◆業界内外での認識の違い

 全体的には和気藹々とした雰囲気だったけど、それでも、会話の中で、自分の意図しない形で受け手が受け取ることがあり、それが、業界外の人と話す難しさなのかもしれないなとも思いました。

自分の認識が、他業界の認識ではないむずかしさ。もしかしたら、それも、業界人が、この問題から距離を置く理由かもしれない。相互理解が難しい。それでも、議論を続けていかないといけないな。

TVタレントより、アイドルより、AV女優が可愛い理由

先日、月刊DMMに掲載してもらいました。

せっかくインタビューしてもらったので、実家に持って帰ったんですよ。自分の載ったエロ本を両親に渡す娘。わたしも家族もどうかしているよね。

それで、月刊DMMを観ながら、もちこ母が「AV女優って、テレビにでているアイドルとか、タレントよりかわいいんだね」って言うんですよ。そうか、普段AV女優を見ない人からみたらそう映るのか。たしかに、夜中のテレビに出ているグラビアアイドルやアイドルグループの女の子よりも可愛い子いっぱいいるね。

 

◆圧倒的に安いギャラ

テレビにたまに出演する、アイドルやタレントよりも、AV女優さんのほうがたくさんギャラをもらっていると思います。ネットで、グラビアアイドルのギャラを調べると平均月給12万。

kyuryobank.com

 

 もちろん、有名なアイドルはたくさんもらっている子もいるでしょうが、基本的にそれだけでは食えない仕事です。その理由は、仕事の少なさ・ギャラの少なさがあると思います。再現VTRなど、知名度が必要とされないメディアの仕事のギャラは安い。

tv-kanso.com

 

そのほか、歌を歌う子は、ライブやショー、写真撮影の撮影会などもありますが、そこの収入源もお客さんが来るかどうかに依存します。こちらも固定ファンのつかないタレントが収入源にするのは難しいでしょう。ショールーム前田裕二さんは、アイドルがそれだけで収入を得られるように、ショールームをはじめたと話していました。やはり、お金になりにくいというが、駆け出しのアイドルやタレントにはあるように思っています。

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◆お金がなければ可愛くなれない

堀江貴文さんの「仕事も人生も娯楽でいい」に以下のような記述があります。

仕事も人生も娯楽でいい (宝島社新書)

仕事も人生も娯楽でいい (宝島社新書)

 

 シンガポールへの国外からの投資は相次ぎ、都市部は現在も建設ラッシュに沸いている。風景の変化のスピードは凄まじい。数年前、3年のブランクをあけて訪れた。わずか3年でこれだけ変わるの!?と驚くほど再開発が進んでいた。(中略)いちばん目に見えて変わったのは女の子のルックス。3年前より格段に、かわいい子が増えた。ファッションもメイクも洗練されている。若い人の間で可処分所得が増えて、美容にお金をかけられる余裕が生まれたのだろう。女の子の外見は、都市の経済の成熟ぶりをはかる絶好のバロメーターだ。豊かさに比例して女の子は可愛くなる、これは間違いない。

 

経済的に豊かになれば、美容や自分にかけられる出費も多くなる。綺麗になるために金をかけられるというと整形や美容注射のような高額な治療が浮かぶかもしれませんが、太らないように食生活に気を付ける、肌をきれいにみせるためにケアをするといった作業にもお金がかかります。経済的な余裕ができることで、アルバイトなど、他の仕事をする必要がなく、時間的な余裕が、美人に繋がるということもあるでしょう。貧しい下積み時代のアイドルたちが可愛くなる余裕がないのは理解できます。

 

 ◆可愛いよりもメンタルが重要になる

ギャラが少なく、なかなか芽が出ない状況でも頑張り続けるには、見た目のよさよりも、根性論というか、メンタルの部分が重視される。圧倒的にチャンスが少ない状況だから、可愛らしい子だったとしても、モチベーションがない子はふるい落とされる。

アイドル活動をしていた女子高生が自殺した、とニュースになったけど、学業やそのほかの楽しいことを犠牲にし、スタッフから高圧的な態度をとられ、死にたくなるような状況であっても、アイドルであることを辞めたくない、アイドルになれないなら自殺を選ぶ、とても恐ろしく、残念なことだけど、そんな強い気持ちをもった人しか残りにくい。

bunshun.jp

 

◆AV女優には2種類のニーズある

そもそもなぜ、アイドルはお金にならなくて、AV女優には仕事はお金になるのか。アイドルもAV女優も、女性性を売っているという点では同じです。しかし、お金になる・ならないの差がでるのはAV女優には2種類のニーズがあるからだと思います。

 

◇ズリネタとしてのニーズ

まずひとつは、「ズリネタ」としてのニーズ。テンガさんの調査によると、男性の平均マスターベーションの回数は平均週2.94回。マスターベーションの際に観る物で一番多いのは実写のAV。約8割以上の男性がAVを観ると答えています。

tengahealthcare.com

無料動画の影響で売り上げは落ちてはいますが、それでも、AVは商品としてニーズがあるため、AVは必ず制作もされますし、出演したモデルたちには確実にギャラが支払われます。AV女優の場合は、アナルNG、レズNGといったように、出来ない行為を「NG項目」と指定することも可能です。出来ない行為があるモデルもたくさんいます。逆にいえば、NG項目を減らしていけば、なにかしら仕事はある。額に限りはありますが、自分の意思次第で稼げる仕事です。

 

◇アイドルとしてのニーズ

ズリネタとしてのニーズと同時に、AV女優には、テレビにでるアイドルやタレント同様に、観ている人がファンになり応援したくなる対象としてのニーズもあります。出演作品やSNSを通じて、彼女たち自身のキャラクターを知って、DVDの発売イベントや撮影会を訪れるユーザーも多くいます。ひとつ異なる点は、彼女たちは毎月たくさんの出演作品がリリースされるため、アイドルやテレビタレントよりも、知名度が広がりやすい。ズリネタであるアダルトビデオが、彼女たちの知名度を広げる媒体として機能しています。

AV女優は「必要なもの」と「娯楽として欲しい物」の両面を金そろえている。射精をしたい欲求がある限り、どんな男性にとっても必要なものであり、さらに、楽しみの一環として、AV女優に会いたい、見に行きたいという、娯楽的な一面もある。

 

◆「テレビ」以外の部分は競合していく

最近、AV女優のアイドル的なニーズは高まってきています。それはDVDが売れなくなり、ほかで収益を得るためという側面があります。アイドルにAV女優が近づいてきている。

現状、AVモデルたちには、テレビや雑誌など、メディアに出演するという点でのハードルがあります。しかし、メディアに出る機会の少なく撮影会やライブ活動でアイドルやタレントとして成り立っている女の子たちに、脱げる女の子たちがとって変わることもあるかもしれないなと思いました。

 

TMA、妹AVの撮影現場を見に行ってきたよ!

そういえば、この前、AVの撮影現場を見に行ってきたよ!

モデルさんみんな可愛かったな!かわいかった!桃尻かのんちゃんと握手したことも、神坂ひなのちゃんに抱きついてもらったことも忘れない!いいだろ!いいだろ!いいだろ! 

 

見にいくことになった経緯ですが、この前、他のメーカーの監督さんと会ったって話を書きましたが、その際、「現場見に行ったことある?」って聞かれたんですよ。「あ、ないな」って思って、そのあと、弊社の制作と話してたときも、VRの撮影方法知らなくて、撮影のこと全然知らないなって、気が付いたんです。AVを売る際、撮影方法を詳細に聞かれることなんてそんなにないけれど、知っておきたいと思い行ってきました!

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◆作り込みという作業がある

まず、驚いたのが、撮影用に部屋を作り込んでいるんですね。今回のスタジオは家具も家電も置いてある、普通の部屋のようなスタジオで、なにもしなくても人が住んでいる部屋のように見えるのですが、小物や家具を追加して、生活感がでるようにするんですよ。「中学生になって、部屋をもらって嬉しくて、和室を無理やり可愛くしようとした女の子の部屋」とか「エロマンガやアイドルが好きなモテない童貞の浪人生」とか、持ち主を想定して作るみたいですね。

女の子の部屋の作り込みを手伝いました。わたしは想像力がないので、ぬいぐるみ置けばそれっぽくなるんじゃないとか思ってしまうのですが、制作の人は、「和室の壁に赤いチェックの布貼ってかわいくする」とか、「畳だとかわいくないのでテーブルの下にピンクの丸いカーペット敷く」とか、そこに住んでいる人が考えそうな、こだわりを具現化するんですね。クリエティビティって「映像を撮ること」以外でも必要なんだなって思いました。

 

◆同時進行で色んなことをしている

スタジオの中にはいろんな部屋があるんですが、各部屋で色んなことしている。この部屋では、スチール(写真)撮影して、この部屋ではDVD用の動画を撮って、この部屋ではメイクして、みたいな。現場に行く前に、香盤表という、この時間に、この部屋でなにしているというリストを渡されました。時間割表みたいですね。

撮影の様子を見ていると、昔みた「メイクルーム」を思い出した。映画の中でも、その部屋以外で色んな仕事がしている様子を映していました。

メイクルーム

メイクルーム

 

 

◆撮影は案外あっさりしていた

わたしはセックスシーンは時間の関係で見れなかったのですが、オナニーシーンは見学しました。ただ自由にオナニーしていいよ、じゃなくて、プロデューサーは、撮影前に詳細な流れを伝えるんですよね。作品の設定を踏まえて「女の子がはじめてエロマンガを読んでムラムラして」「はじめてだから指は入れなくていい」とか、プロデューサーの求める形をちゃんと伝えて撮影していた。それで、何回イッて、最後はこういった形でオナニーしてみたいなところまで、伝えているんですね。作品の表に出ない設定まで決まっていた。すごいな。

それで、撮影が始まると、言われた通り再現する、すごく忠実にプロデューサーの言った子を具現化しててね、AV女優さんのまわりだけ、ドラマの中のような不思議な感じだった。それで、始まってしまえばすぐに終わる。案外あっさりしていたというか、なんかこう、AVの撮影をみて、女の人の裸を目の前でみたら、人生観が変わると思ったけど、そうでもなかった。不思議な感じ。

 

◆トイレ行けなくて膀胱炎になった

あとさ、スタッフさんは、自分で考えて動かないといけないんだよね。プロデューサーは女優さんに指示をだして、撮影の確認をしているから、スタッフのことまで見てられない。自分で邪魔にならないように動かないといけないの、大変だな。わたし、すごい邪魔になっていたと思う。臨機応変な対応難しい。大学生のとき、就活でテレビ局を受けていたけど、まかり間違って就職しなくてよかったと思った。

今回、見学したときは、トイレの場所を聞けず、見つかったけど、使っていいかも聞けず、膀胱炎になった。自分で考えて行動出来ない人はだめだね。いてえ。

 

一通りみて、制作さんはすごいなと思った。あんなバタバタした戦争のような短時間の間に、必要な素材すべて揃えるのすごいな。撮り忘れたとかないのかな?今までいろんな無理難題を伝えていてごめんなさいって思った。

あ!今回の撮影で撮ったチェキは、秋葉原の店舗でつくと思うからみんな楽しみにしてきてね!

尊敬への配慮

会社の同僚と、競合他社の営業の方と、私と飲み行ったことがあります。競合他社の方は、私の同僚の元部下だった人で、一緒に働いていた時代はすごくお世話になったといっていました。昔話をしながら褒めていました。

そのとき、お酒が入っていたこともあり、わたしは同僚のプライベートな問題に関して、失礼な質問をしてしまった。それは、私がよくなかったし、反省もしています。たぶん、そういったことがきっかけで、私に対して嫌だなと思ったのかもしれません。その席で、競合の方から言われたことで少しだけ辛い気持ちになりました。

「もし、お店の人に連絡先教えてとか、口説かれたらどうするの」

「断ります、会社からダメと言われているといいますよ」

「それでも来たらどうするの」

「そしたら、担当変えてもらいます」

「自分の都合の問題で会社に担当変えてもらうの?おかしくない?」

 

 そのときは、それで終わりました。競合の方の尊敬する上司だった人に、失礼なことを聞いてしまったわたしを、嫌だなと思ったのかもしれません。その後、その場にいた他の人から、同僚に言ったことに対して、そういったことは言わないほうがいいと言われ、反省しました。

 

◆大切な営業先を悪く言われた

わたしが、前述の会話を辛いなと思ったのは、わたしの営業先のことを悪く言っているように思ったのもあります。わたしが営業している担当者に、「商品を買えば、性的な関係を持てる」と考えている人は一人もいないと、思っています。ちゃんと商品の良さを伝えて、分かってもらって、買ってもらっていると信用しています。実際、「性的な関係をもたなければ、商品を買わない」なんて言われたことは、一度もありません。営業先の人は、自分の下心ではなくて、お店の売り上げをあげたい、良い商品を仕入れたい、と思って私の話を聞いてくれています。わたしも、完璧ではないかもしれませんが、商品のこと、業界のこと、勉強しています。営業先も、私も、仕事として真剣にやっています。だから、前述のようなことを、わたしと同じように営業している方に言われたのは辛かった。もしも、ご自身の営業先に対して、女性営業がくれば下心から発注していると思っているのならば、とても悲しいことのように思いました。

 

◆嫌なら嫌と伝える

そして、その場では、「担当変えてもらいます」って言ったけど、もし万が一、困った要求をされたら、法的手段にでるように思います。実際、私の上司は、セクハラまがいなことをされたら、「次やったら警察よびます」と言っていいと言っています。営業先で困った要求をされたら、そういうことはやめてください、やめなければ他の手段にでます、と伝え、それでも来るならきっと、然るべき機関に相談するでしょう。それに対して、おかしいと私の上司は言わないと思っています。

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◆尊敬する人を尊敬してほしい気持ち

だけど、一方で、私も同僚や、競合の方に、配慮のたりないことをしたなと思っています。弊社はよくも悪くも放任だから、なにも分からない時期は、店舗の人に本当に色々教えてもらい、上司のように思っている人もたくさんいます。その方にとっては、私の同僚がそういった存在だったのでしょう。尊敬する人を蔑ろにされた。お互いがお互いへの配慮が必要ですよね、きっと。

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安倍晋三の御用記者、青山和弘の描くかっこ悪い総理大臣

山口敬之さんの「総理」という本はとても面白い。山口敬之さんは、彼が女性を酒に酔わせ暴行したという事件で有名となった。彼の行ったレイプ行為は許されないことだと私は思う。お酒で意識を失い、自分の意志を表明できない女性に一方的に性的暴行することは絶対によくない。しかし、彼の犯した罪が卑劣であることと、彼の書いたものが読み応えのあることは別だ。彼の書いた作品は面白かった。

総理 (幻冬舎文庫)

総理 (幻冬舎文庫)

 

 

◆かっこよすぎる安倍晋三麻生太郎

「総理」は安倍晋三麻生太郎といった政治家の見えない部分をかいまみえるノンフィクション。この本のなかで、安倍晋三麻生太郎といった登場人物たちはすべてかっこいい。器用に立ち回りながらも、義理人情に厚くい。まるでハードボイル小説の登場人物のようだ。

2007年、参議院選37議席という惨敗の結果を受け、政局が大きく揺らいだ。外務大臣としてフィリピンを訪問中の麻生太郎を訪れた著作は、麻生から、内閣の人事案を預かってほしいと頼まれる。

麻生のペンはよどみなく、すらすらと動いた。私は、与党の食幹事長に内定してる人物が総理に人事案を認めるという、政治記者としては極めて特異な状況に遭遇し、しばらくの間沈黙を守っていたが、麻生の筆の運びがあまりに滑らかなので、ついに口を挟んだ。

「筆に全く迷いがありませんね」

「簡単なんだよ。親分を絶対に裏切らないやつだけを選ぶ。そうでなければ、ねじれと言う難局を乗り切れるはずはない。ここに書いた名前は、ボスを裏切らない奴ばかりだ。最初の組閣で派閥の論理に妥協してしまったことを、安倍さんは今とても後悔しているはずだ」

「裏切りと内輪もめに苦しめられましたからね」

「人事というのは、絶対不可侵の総理の専権事項だ。これは俺なりの案だが、安倍さんの選択肢を狭めたくはない。明日東京に帰ったら『絶対に裏切らないと言う観点から麻生なりに考えた布陣です。あくまでご参考』と言って安倍さんのところに持っていけ」

 このほかにも、安倍晋三が、被災地で、親をなくしながらも健気に生きる少女に出会い、彼女によりそい、所信表明演説で彼女のことを語ったシーンは鳥肌がった。安倍晋三麻生太郎、父や祖父に偉大な政治家をもち、自身も首相という重圧を経験したもの同士の友情や思いやりは見ていて気分が高揚する。だけど、一方で、ちょっとかっこよく書きすぎ何じゃないかなとも思ってしまう。

ノンフィクション小説として読むならば、とても読み応えがあるけれど、ルポにしては少し偏っているように思える。現役の政治家に関して、こんなによく書いていると、宣伝本かなとも疑ってしまう。それくらい、この本の中の安倍晋三麻生太郎はかっこいい。

同様のことを指摘するメディアもある。ニュースサイトリテラでは、山口さんの書いた「総理」を気持ち悪いほどの安倍礼賛本と語っていた。たしかに、イデオロギーの違う人からみたら気持ち悪く写るかもしれない。

lite-ra.com

 ◆少し頼りない安倍晋三

ちなみに、同じニュースサイトに「政権の腹話術人形」と揶揄された記者がいる。青山和弘さんだ。政権擁護だと批判された彼の本の紹介が、政敵である枝野幸夫氏のツィッターに流れた。枝野幸男はこの本を「多くの人に読んでもらいたい」と発言している。

枝野幸男は、文春オンラインに以下のように本の感想を書いている。

bunshun.jp

本書にある私の「オフレコ」での青山氏に対する発言も、すべてが「本音」という訳ではない。おそらく安倍総理についてもそうであろう。どんなに信頼関係があっても、腹の内をすべてさらけ出すようでは政治的リーダーとして務まらない。

しかし、プロ中のプロと言える青山氏の取材力と人間力で、日々の報道では絶対に伝わらない背景や経緯の真相に、しかも与野党双方について、限界まで迫った画期的で価値の高い内容となっている。

 

青山さんの著書「恩讐と迷走の日本政治-記者だけが知る永田町の肉声ドキュメント-」は安倍晋三と枝野幸夫という与野党トップを取材した本だ。山口さんの「総理」かっこよくて、ハードボイルドな総理を書いた本であるならば、青山さんの「恩讐と迷走の日本政治」はちょっとダメだけだけど、失敗しながらがんばる可愛い政治家たちを書いた本だと思う。

 

著者がテレビ番組で、加計学園の問題を解説した直後、安倍晋三から電話がかかってきたエピソードがある。この日、著者は、加計理事長と安部晋三があまりに仲良く疑われるのも納得すると語った。

これで24分間のコーナーは終わった。ワイドショーでの解説はいつも緊張し強いられる。的確な言葉を咄嗟に選ばなければならないのもそうだが、他のコメンテーターの認識が間違っていたり、あまりに極端な意見を言った時に修正する役割も私には求められるからだ。

そんな緊張から解放されて、取材のため急いで国家に向かっていたその時、私の携帯が鳴った。安倍からだった。

「あー、もしもし安倍です」

「おはようございます。どうしましたか」

「『スッキリ』見てたよ」

安倍が私の中継や解説を見て連絡してきたことは、初めての事だった。何か大きな間違いでもあったのか。私は身構えた。

加計学園の問題の件で解説しました」

獣医学部の設置は、安倍政権で急にとんとん拍子に決まったんじゃなくて民主党政権でも『(2011年度中を目処に)速やかに検討』に格上げされているんだよ。そこも伝えてくれないと不公平じゃないか」

「ただ決定はしていませんよね」

「そうだけど、民主党時代から前向きに検討しているんだよ。獣医学部を新設する事は鳥インフルエンザとか狂牛病とか新たな時代の要請もある。そういうところにも触れてもらっないとね、解説なんだからさ。私は青山さんがいろんな意見を言うのは全然構わないんだよ。構わないんだけど、事実関係は公平に紹介してもらいたいんだよな」

著者は今までこのように安倍晋三が報道に対して意見を言ったことがなかったと、驚きを表した。それだけ、この緊迫した状況に焦っているんだ。だけど、この落ち着きなくいらだっている様子は、山口さんの本にはない安倍晋三像だった。

ほかにも、安倍晋三枝野幸男のダメだけど、人間らしい応援したくなる一面を紹介している。以前、ブログで、ヒーローには「助けてくれるヒーロー」と「助けたいヒーロー」がいると書いたけれど、山口さんの書く安倍晋三は前者で、青山さんの書く安倍晋三は後者なんだ。

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青山さんは本の中で安倍晋三をこう、表している。

 私は2015年10月に出版した拙著の中で、安倍の姿勢について以下のように指摘している。「首相と言う立場にある政治家として、強引だとか感情的だと捉えられては、マイナスに働いてしまう。また無意味な争いや失言につながることがないよう慎重にコントロールしていくことが必要だろう」

安倍さんとホンネで話した700時間

安倍さんとホンネで話した700時間

 

 

安倍晋三枝野幸男も完璧じゃない

感情的になる部分も多い指導者。それでも、四苦八苦しながら戦っている。本の中には安倍晋三枝野幸男が不器用ながらに、有権者の心を動かすよう奮闘する様を描いている。政治記者と政治家以外の関係でも言えることだけど、自分の尊敬する人や憧れている人の悪い面は見たくないし、欠点に目をつぶって妄信してしまう部分はある。青山さんは、安倍晋三枝野幸男に寄り添いながらも、客観視する視点を失っていない。善悪を振り分ける目があるんだろうな。

もちろん、政権の腹話術人形のいうこと、そうやって政権人気をとる作戦かもしれない。だけど、それでも、その作戦にはまってしまってもいいかもしれないなとも思えた。

ゴウヒデキさんの「モテないラジオ」に出演したよ

みんな!告知色々あるから書くよ。もちこ氏に興味のある人だけみてね!


◆モテないラジオ

先日、ロフトプラスワンで開催された「エロポリー」でご一緒した構成作家のゴウヒデキさんが司会を務めるラジオ「モテないラジオ」に呼んでもらったよ!

tocana.jp

モテないラジオ 

 

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この日、ゴウさんは体調が悪くお休みだったのですが、司会の角由紀子さん(ウェブメディア「TOCANA」の編集長)と楽しくお話しましたよ!慣れないラジオだったけど、角さんのお話が上手で助けられました。

tocana.jp

放送コードというものがあるようで、言っちゃいけない言葉が多く難しかった。「エロ本」と言ったときに、角さんが「あ」って言ったのが申し訳なかった。放送されるのかな?放送は、以下のコミュニケティFMで6月18~24日の間で放送されます!

その地域に住んでいない方も各ラジオ局のサイトから聴けるようです!みんな聴いてね!

 

ワンフェス

7月29日、幕張メッセで開催されるワンフェスいくよ!去年と一緒でぴゅあコレさんのお手伝いで行きます!ぴゅあコレさんのブースで、またコスプレして販売員する予定です!

ワンダーフェスティバル|Wonder Festival

 

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◆ロサンゼルスアニメエキスポ

ロサンゼルスで開催されるアニメエキスポに販売員でいくよ!コスプレをする予定だよ!もしアメリカに行く方は見に来てね!This is Rock!!!

AX 2018 - Anime Expo 2018 - 2018年07月 - 世界の見本市・展示会 - ジェトロ

 


告知色々したけど、みんなよろしくお願いしますね!