オナホ売りOLの平日

大人のおもちゃメーカーで働くOLのブログ。

はあちゅうのセクハラ報道にモサモサする

わたし、あべみかこちゃんがすごい好きなんですけど、あべみかこちゃんの話をする私がひたすら気持ち悪いと言われました。なにかに夢中になる女の子がキラキラしてるって嘘だよね。しにたい。
 
自分の気にしている部分を指摘されるのって苦しいよね。最近、はあちゅうさんが童貞発言で炎上しているけど、コンプレックスをSNSのネタにされると童貞ではなく私まで苦しくなりますよね。まあでも、キラキラした社会の上澄みみたいな女子に言われれば仕方ないか、わたしのような日々オナホールを売ったお金で、米と味噌を買い慎ましく生きる市井の民とは違いますよね、ってしにたくなりながら納得するんだけど、そこで、「私も性的な被害者なの」って言われるとモサモサするよね。
 
今回の発言に限らず、はあちゅうさんの発言は個々では、納得できる。でも、ふたつ、みっつと並べると、なんとなくもっさりした違和感を感じてしまうのです。
 女性らしくいるために、お金がかかるから、男はおごって当然といいながら、女性にすべて家事を任せるのはおかしいという。気軽に「今度飲みいきましょう」と話す人がイヤと言いながら、学生時代は目立たなかったという(飲みの誘い方だけで、文句言われる女と友達になりたくないよねって私は思う)
 
 
 
 
ある部分で女らしくいれるように他者に求め、ある部分で男女平等を求める。ある部分で気軽に誘う人を批判し、ある部分で自分は友達が少なかった卑屈に言う
一個一個、個別に見れば、「そういう考えの人もいるよね」で受け入れられるけど、まとめて見るとモサモサする。今回の「童貞発言」でも童貞キモいってヤリマンビッチキャラな女の子が言うのであれば、世間はそこまで話題にしなかった。だけど、一方で、ひどいセクハラを受けましたって、か弱い女の子の顔をしながら、一方で童貞をネタにしていったから読み手の憤りが噴出した。
 
童貞発言のほかにも彼女は性的な話をたくさんしていたじゃない。セックスの話なんてしない、エロNGな普通のお姉さんではない。セックスの話で傷つきたくない、でも、セックスの話でお金儲けはしたい、がモサモサする。
 

p-dress.jp

 

そのモサモサさせて、注目されるのが彼女の手法でしょうが、彼女が言うことで、セクハラ問題すら、流行にのって注目されるセルフブランディングに利用しているように第三者は見えてしまう。それで記事読んでもらうのが目的だったとしたら、彼女自身は目的を達成できている。だけど、この問題全体の解決は遠ざかる。
 
たとえば、ジャーナリストの伊藤詩織さんが「ブラックボックス」を書き、事実を隠さず話しながら、性的な被害を訴えたのとは重さが違う。伊藤詩織さんは、ほかのレイプ被害者に取材をして、自分に危害を加えた加害者を非難するだけでなくレイプの問題点を提起した。ジャーナリストの仕事ができなくなると言われながらも本を書いた伊藤詩織さんと、岸さんが電通を退職した後に後ろ盾がなくなった状態で告発したはあちゅうさんは、第三者の読み手にとっての捉え方は違う。問題のない範囲の毒舌。偉い人に嫌われない範囲での辛口コメント。捨て身の主張ではなくて、大きな組織や力ある人に嫌われない範囲での尖ったように見える意見。なんとなくね、そんな風に感じたの。