オナホ売りOLの平日

大人のおもちゃメーカーで働くOLのブログ。

「彼氏が風俗行くの許せない」女はワガママでも、自己中でもない。

『彼氏が風俗行ってやがった』10年来の女友達にそんな話をされた。そんなやつ、チンコちぎって肉団子にしたらいい。阿部定のごとくチンコをボロボロにする妄想を二人で繰り広げました。たのしいね。

 

すべての彼女や奥様がこんなことを思っていいはずだと私は思いますが、「彼氏 風俗 許せない」と検索したらこんな記事が出てきました。

lovemazipa.com

 

「わたし以外の女を抱くなんてひどい」とか、そんなのただのエゴでしかないと思います。というか「相手の性欲は全部自分が受け止めたい」という自分の価値観を押し付けてるだけでしょう。

 

そもそも風俗はただの「サービスの提供」なんですよ。普通にマッサージや整体受けるのと一緒。そこに愛だの恋だのが生まれる場所ではないんです。まぁたまにはそういう恋心が芽生えるケースもあると思いますが、それって他の仕事だって同じですよね。お客さんが店員さんに一目惚れするみたいな。

 

風俗行くの許せないのエゴじゃねえし。アダルトビデオと大人のおもちゃの営業をしている私は、一般的な人よりも性に関して寛容だと思います。だけど、彼女や奥さんが嫌だと思っているのに、風俗に行くのは不貞行為だと考えています。不貞行為だと分かったうえで、彼女や奥様に責められるのを覚悟してヤるならいいけど、「サービスの提供に言及されるのおかしいし」とか悪びれないやつは私はいやだ。

 

だから彼氏が風俗に行くのが許せない女性は「男は恋愛感情がなくてもセックスできる」「男は女より性欲が強く、発散しないとやっていけない」と捉えておけば割り切れるんじゃないでしょうか。

 
いやいやいや。性欲を発散したいならオナホでいいじゃないっすか!というか、そもそも手があるでしょ!手淫!!オナニーすればいいでしょう!!!

わたしは風俗にいくのは単純な性欲の発散だけではないと思っています。風俗で働く女の子とのコミュニケーションを求める場合も多くある。女の子にやさしくされたい、イチャイチャしたい。

blog.livedoor.jp


でも、そのコミュニケーションって、彼女とすればいいよね?ほかを味見したい気持ちもわかるけど、それを知った彼女は嫌な気持ちになるよね。気が緩んで風俗にいってしまったとしても、最低限のマナーとして、罪悪感をもって、隠すなり、謝罪するなりしてほしい。開き直って「男だから仕方ない」とか言われたら、わたしは幻滅する。

 

これを書いたあんちゃさんという方は、存じあげなかったのですが、調べてみるとこんな記事も書いています。

www.mazimazi-party.com

 

たとえば男性とセックスについて話をしたときなんかは、たまに性的な目で見られることもある。わたしはただ真剣に性の話をしたかっただけなのに。「男と女」という垣根を超えてフラットに話したかったのに。


エロいことを話して、男の気持ちわかるよって顔をしながら、一方でわたしを性的な目で見ないでという矛盾。

以前、編集者の湯山玲子さんが「テレクラキャノンボールを男の子と観て笑っている女の子に違和感がある」という話をしていました。男の子ばかりのコミュニティーで男の子に同調する女性を名誉男子と湯山さんは呼びます。本当の男性になれないけど、その功績を称えて、男子とつけてもらった女性。


湯山さんの著書、文化系女子という生き方~「ポスト恋愛時代宣言」! ~ では、名誉男子について書かれています。

紅一点は、面倒くさい劣位演技をしてでも、あまりある役得があるのですよ。それがなにかと言えば、「私は女としてではなく、中身を認めてもらっている実力派」という選民思想です。名誉白人ならぬ、名誉男子ですね。利口な男とバカな女という古典的な図式で、他の「男ゲットのモテやおしゃれにかまけている一般的な女」よりも偉いという女性自らミソジニー(女嫌い)の発動を行っているとも言える。

文化系女子という生き方~「ポスト恋愛時代宣言」! ~

文化系女子という生き方~「ポスト恋愛時代宣言」! ~

 

 

男性と同等の感覚をもって(もったふりをして)、テレクラキャノンボールでハメ撮り監督たちとセックスをする、太っていたり、年をとっていたりする女性を笑う女の子。
自分がいつそちらにいくかもわからないのに。彼女はそれに似ているのかなって。

 

そういった人たちは、一瞬、理解あってモテるように見えるけど、実際はめんどくさいことを言わない都合のいいこにしかなれていない。結局は、その人自身の人間性なんて評価されていないんだよね。男性の多いコミュニティーに属していると名誉男子になったほうが楽な場面ってとても多い。だけど、やっぱり、そこは、違和感を違和感としてとらえないといけないよね。


わたしはAVやオナホを売っているけど、自分の性を売るわけではない。だから、性に対する当事者意識が低くなる瞬間がある。それは、もしかしたら、ここに書いたあんちゃさんもそうなのかもしれない。「お前はどうなの?」というブーメランを気づかず、自分を棚上げして、性を消費する男性側に立ちそうになる。すぐに名誉男子になってしまいそうになる。だけど、発信者である以上、自分を棚上げすることも、無視することもしてはいけないよね。