オナホ売りOLの平日

大人のおもちゃメーカーで働くOLのブログ。

トイアンナの離婚から見える「元●●」の限界。

あれ?トイアンナさん結婚してなかった?

彼女が婚活について書いたツィートが誰かのリツィートでタイムラインに流れた。「トイアンナ」という名前を久々に思いだし、久々に彼女のブログをみてみると、離婚しているようでした。なんとまあ。

toianna.hatenablog.com

私は2013年ごろ、トイアンナさんのブログの熱心な読者でした。私からみたトイアンナさんは、語学や、キャリアや、ジェンダーといった話題を語る賢い女性。

toianna.blog.fc2.com

 

toianna.blog.fc2.com

 

toianna.blog.fc2.com

 

toianna.blog.fc2.com

 

私からみたトイアンナさんはインテリジェンスで、賢いがゆえに、そうでない人への侮蔑が混ざっている印象があった。本人が意図しているかは分からないけれど、少しの見下しが彼女を、より特別な立場にしているように感じた。

toianna.blog.fc2.com

 

 ウェブ制作会社で、毎日言われるがままSEO対策のサイト記事ばかり量産し、ふてくされていた私は、仕事に邁進する彼女を心のどこかでゴワっと思いながらも、デスクでお昼ご飯を齧り、毎日のように彼女のブログを見ていた。外資系、英語、キャリア、バリキャリ……年収300万にやっと届く24歳のOLには無縁だけど憧れる内容。羨ましい気持ちでゴワゴワするけど、その通りだと思えた。当時の私にとってあらさがしをしながらもつい見てしまうブログだった。好きで嫌いなブロガーだった。

 

トイアンナはイタい?

今回の離婚のことに関して、こんなエントリーを見つけた。

www.book-diary.com

 

一読した感想としては、大変失礼極まりない言葉なのだが、「イタイ」の一言に尽きる。

「手を繋いで離婚届を提出しに行った」というエピソードには、思わず離婚した友達のことを思い出してしまった。今はぜんぜん元気なのだが、離婚することになったと報告してくれたときに彼女が、言った言葉は「でも仲良しなんだよ」。

ところが離婚後何年か経ち改めて本音で話してくれた離婚までのいきさつは、とてもじゃないが仲良しなどといえる内容ではなかった。なんせ「死んじゃえばいいのにって今でも思ってる」とまで告白してきたのだから。直後は傷つきたくないの一心で仲良しを繕ってみたり、自分をそう思い込ませてみたりしていたのだろう。

トイアンナさんが元旦那さんに対し、死んじゃえばいいのに、とまでは思わないにしても、手をつないで離婚届を提出しに行き、離婚後に一緒にワインを飲み、その後も仲良しだというエピソードなどを読むと、傷つきたくないがためにまだ愛があると思いたい心理や本当は離婚という現実をまだ受け入れられてないのかなという印象がある。

でも本人は元気だと語っている。ラブラブだと思っていたのに離婚を切り出され、ブログを読む限り大丈夫じゃなさそうのに大丈夫だと言っている。やっぱりイタイ人のように見える。

 

 たしかに。わたしも上記の記事に同意をした。彼女の、無理して、辛くないと繕っている感覚は、私にもわかる。そして、その無理している感覚は、彼女の「外資系」という一人称にも同様に感じてしまった。トイアンナさん自身が、自分の離婚に関して書いたブログ記事には以下の様な文章がある。

彼は言った。「次に付き合うなら、米系外資っぽい詰めをしない女がいい」と。笑っちゃうようなフィードバックだけれど、全然笑いごとじゃない。彼はきっと、わんわん泣いて「助けて」って言ってくれる女が良かったんだ。私は彼と一緒に戦える女ではあったけれど、彼をつらかったね、とひっくるめて抱擁する女ではなかった。

 

トイアンナさんは、外資系企業を退職されたと以前ブログに書いていた。

toianna.hatenablog.com

彼女は、自身を米外資系っぽいというけれど、ここ数年の彼女の書くものに外資系である部分は抜けている。

news.biglobe.ne.jp

am-our.com

www.onecareer.jp

三者の恋愛のレポートや、普遍的な就活テクニック、恋愛テクニック、“外資系OL”ならではの視点はすくない。だから、なんとなく、彼女が「外資系だから」ということに無理がでているように思う。彼女は客観的に見て、外資系OLには見えなくなってしまった。

ブロガーの三沢文也さんも、トイアンナさんの取り扱うテーマが昔と変わったという内容でブログを書いていて、やっぱりそう思うのは私だけじゃないんだねって思った。

tm2501.com

  

◆「元●●」という肩書の限界

それと似たことを、元AV女優でライターの鈴木涼美さんでも思った。彼女の書いた「AV女優の社会学」はとても興味深い内容だった。AV女優をしてきた彼女でなくてはかけない内容を記載している。修士論文として書いたためか、AV女優という当事者でありながら、客観的な視点で書かれていて参考になる。だけど、彼女の元AV女優の部分は擦り減っていく。

「AV女優」の社会学 なぜ彼女たちは饒舌に自らを語るのか

「AV女優」の社会学 なぜ彼女たちは饒舌に自らを語るのか

 

 

最近はどんなものを書いているか調べたら、さまざまな立場の女性に取材した内容をレポートしていた。

gendai.ismedia.jp

 

gendai.ismedia.jp

 

もちろん、これもとても面白いのだけど、元AV女優、元日経新聞鈴木涼美さんだから書けた物かどうかは分からない。文章書くスキル、取材するスキルは必要だけど、同様の文章は、取材対象さえ見つかれば、経験を積んだライターや記者であれば別の人でも書くことができるように思えた。

トイアンナさんも第三者の恋愛事情を取材し記事を書いていた。自分のなかに書くものがなくなったとき、他の人から情報をもらってレポートするのは、手段のひとつかもしれない。だけど、そうなると、その書き手が書く理由がなくなる。書き手自身が当事者でないのであれば、ほかの人で代替ができてしまう。もちろん、そこで、元●●の視点を入れられればいいけれど……。

元●●という肩書をつかれば、その立場になった人でなれば得られない知識や経験をもとに発信することができる。他の人では書けないオリジナルの情報。だけど、●●の部分を辞めた時点で、その業界の新たな情報は入ってこない。自分の書けることは業界の現状ではなく、過去の話でしかなくなる。しかも、それですら、書けば書くほど擦り減っていく。新しい情報は入ってこないのだから、元●●として書けるものは目減りする。

 

◆「外資系だから」を言い訳にしたいプライド

トイアンナさんが「外資系っぽいから離婚した」と書くのをみていると、大学の同級生を思い出した。彼女はショートカットで、運動好きで、自分のことをサバサバしている、女らしくないと言った。女の子っぽいものは興味ない、だから彼氏もできないと。

彼女と街中をあるっているとき、数人の男の子に声をかけられた。ナンパされた。面白そうで、私は立ち止まって、話を聞いた。気がついたときには、彼女はずんずん進んでいって、あとで、他の人に話して「軽いよね、男好きだよね」と悪口を言っているのが聞こえた。興味があるなら一緒にきけばいいのに。待たせて迷惑をかけたことを、自己中心的だと悪く言われるならわかるけど、軽いと言われるのは納得いかなかった。軽いことで彼女に迷惑はかけてないじゃない。

だけど、あとから思うと、女の子っぽくしたくないからしないんじゃなくて、女の子を乗りこなせないから、自分を「男の子みたいな人」にしていたのかなって思った。女性らしい女性を別物として切り離せなかった彼女が、唯一納得できる欠点が男の子みたいだったように思う。トイアンナさんの「外資系」という記号が、昔の同級生の「男の子っぽい」みたいだな、とおもったの。自分で受け入れられる自分の欠点を言い訳にしたい。

これはあくまで私の推測だけど、論理的で、弁がたつ以外の離婚の原因もあったのではないかなと思うんです。でも、そこを指摘すると、彼女のプライドを傷つけることになる。だから、彼女も納得している彼女の欠点を理由に旦那さんは離婚した。そうすればお互い平和に納得する。みんな自分の見てほしい姿で他人から見られたいんだよね。

 

mochi-mochi.hateblo.jp

 

セクハラ問題で#MeTooが軽くなる

財務省事務次官のセクハラすごい問題になってますね。

www.huffingtonpost.jp

事務次官の発言は、品がないなとも思うし、くだらないなとも思うけど、東京大学まで出た優秀な官僚を辞めさせるほどの問題なのかなと思うし、こんな話題も毎日、毎日、テレビで流す必要あるのかなと疑問に思う。

おっぱい揉んでいい?って言われたら、「そういうこと言うなら、言ったこと全部録音して報道しますよ?」といえばよかったのに。記者という立場があるとはいえ、仕事であっても、嫌なものは嫌と言えばいい、それでも止めなかったときに、伝えた通り、こういった形で週刊誌に載せるなら分かるけど、相手になにも言わずに、いきなり報道に載せるところに、少し残酷だなと思った。

 

◆セクハラとレイプは違う

今、#MeTooが流行っているけど、「女性が嫌と言えなかったことで起きた問題」と「女性の意思を無視されて性的な被害にあう問題」が同じ案件として扱うのはよくないように私は思う。

たとえば、伊藤詩織さんのように、自分の意思と関係なく、お酒や薬で意識をなくされて性的に被害に合う場合と、「やめてくれないと、次の手段にでます」と言えず、加害者側がセクハラしている意識はなく、被害にあう場合では違うように思う。

嫌なら嫌といえばいいし、それで、自分に対して不利なことをしてきたら、そのとき、記者として報じればいい。経産省担当の記者だったのなら、取材担当者と記者として関係性を築くように、分かりあうように努力して、それでもダメだったときに報じたらいいのにな。もちろん、この記者の方が、それまでなにをしてきたか私は当事者でないから分からない。それでも、盗聴され、報道された側面だけ見たら、私は事務次官側が可哀相だなと思う。

mochi-mochi.hateblo.jp

mochi-mochi.hateblo.jp

 

◆しゃべりたいスイッチを押すのが記者の仕事

これは、わたしの過度な要求かもしれないけれど、記者だったのであれば、彼の“しゃべりたいスイッチ”を押してあげたらよかったのになと思う。聞き役に徹するようにして、自分の話をせずに、すきなだけ話させてあげたらいいのに。うまく聞き役に回れば、自分の性的な話なんかしなくなって、会話はできる。

私が好きなライターで永沢光雄さんという方がいます。AV女優というAV女優へインタビュー集の巻末、民俗学者大月隆寛さんから永沢さんへのインタビューがあります。そこで、永沢さんは、こんな風に話しています。

ずっとこの仕事やってて、ほんとにみんなどの子もしゃべりたいことを持ってんだな、と思いますよ。みんな忙しい中ちょっと時間とってもらって、その喋りたいボタンをポッと押すのが僕の仕事なんですよね。で、いざ押してしまうと、あとはもうやることない。

じゃあ、何してるかっていうと、相手の表情見てるのね。あいづちうってる。うん、うん、って。それで相手の話をフォローするのね。はあー、とか感心して、あと、ここだな、と思うところで目を見てあげるのね。後でテープ起こししながら、ああ、俺ってほんとにあいづちはうまいなあ、と

AV女優 (文春文庫)

AV女優 (文春文庫)

 

 

90年代、クリスタル映像の看板女優だった黒木香。彼女は、突然失踪するのですが、失踪から数年後にある女性ライターからのインタビューを受けています。踏み込んだインタビューでしたが、記事が発表された後、黒木香は、泊まっていた宿の窓から飛び降り、重傷を負う。この記事に関して、永沢さんはこう話している。

あれ読んで、なんか、いじめ以外の何ものでもないなあ、なんでこの状態の彼女にこれだけしゃべらせなきゃいけないのかな、なんで女の人ってやさしくないんだろ、って思った。

三時間でも四時間でもお話ししたんだから、その人がこれから元気になるようなものを書かなきゃしょうがないだろう、と。とにかくあそこまでしゃべっちゃう人なんだから、そういう状態なんだから、こっち側で書いちゃっいけないところを考えて守ってあげないといけないのに。あれを書いた人と会ったことはないけど、きっと話を聞きながら頭の片隅で、『あ、これもらいッ』とか点滅してそうだなぁ、なんかそんな感じがした

物書きは、人殺しにもなる仕事です。それは比喩でもなんでもなく、実際にインタビューしたことがきっかけで、取材対象を追い込んでしまうかもしれない。いじめ以外の何ものでもないことをしてしまうかもしれない。だから、取材対象へのやさしさが必要だと思うんです。

新潮の記事を私も読みましたが、この福田さんという方は奥さんと二人暮らしで、犬の散歩が日課。お子さんはいないようです。両親がいて、夫が働き、子供がいる、そんなふつうの昭和の家庭を、東大卒の国家公務員という立場で選ばなかったのは、事情があるように邪推してしまいます。もしかしたら、彼の普通でないその部分に話したいスイッチがあったのではないか。「奥さんとはご無沙汰なんですか?」と笑って聞いてあげたらどうなったんでしょうね。

5年後、エロビデオ屋はなくなるかもしれない

この前、社外のAV監督さんと飲みいってきたんですよね。「AV売れないですね、このままじゃなくなりますよね」と話すと、彼は「エロはなくなんないでしょ」と話す。

「いやいや、セル店(ビデオ販売店舗)潰れてますよ」

「そうだね、5年以内に三分の一くらいになるんじゃないかな」

「DVD売れなかったら、業界なくなりますよ」

「配信でお金をもらえばいいよ」

「配信って言ってもDVD盤の売り上げをカバーできるほど売れます?」

「1本で大ヒットを考えている?大きな需要をねらわないで、細切れにして、安く売っていけばいい」

彼はちょっと変わった方法で女の子のパンツが見られるパンチラ動画を撮影していました。絡み、所謂、セックスはない動画です。しかし、配信サイトのみで販売し、利益はでていると言います。セックスシーンがなく裸にもならいので、出演モデルのギャラは安い、尺も短いので、編集の手間もかからない、DVD盤にしないので流通コストや盤にするコストもかからない。買う人は少ないけれど、そもそも原価が安いので利益にはなるようです。需要が少なかったとしても、原価が安く、少額でも利益になる商品をたくさんだしていけば商売としては成り立っていける。

◆「ほぼ日」と同じ商法

先日読んだ「AIvs.教科書の読めない子どもたち」に似ていることがかいてあったなって思ったんですよ。最後の章「そしてAI世界恐慌がやってくる」ではAIが広まった未来の世界を予想しています。AIに多くの仕事が奪われていくなかで一筋の希望があるとして、以下の文章を続けます。

 

私が今、一番可能性を感じているのは、80年代に一生を風靡したコピーライターである糸井重里さんが実践している「ほぼ日刊イトイ新聞(ほぼ日)」と言う「商い」の在り方です。「ほぼ日」は日々大勢が閲覧するウェブサイトであるにもかかわらず、広告で稼いでいるわけではありません。「ほぼ日手帳」という手帳の他、手仕事で作った洋服やセーター、本などを販売しています。

興味深いことに、売られている多くの商品、特に衣料品には「在庫なし」の商品が散見されます。つまり、すぐに売り切れてしまうくらい少量しか生産しない、あるいは生産できないため、需要がいつも供給を上回っているのです。そして、類似品がありません。

「セーターなんて他にいくらでも安いのがあるじゃないか」とおっしゃるかもしれません。でも、違うのです。「ほぼ日」の商品にはすべてストーリーがあります。魅力的な作り手の人柄、なぜその商品が「そこに在るのか」、そのストーリーに消費者は魅かれているのです。

「ほぼ日」でセーターやブラウス、「穴かがり」ストーリー付きの商品として販売しておられる方々は、好きなモノづくりをして、大金は稼いでいないとしても、楽しく、人間らしく、誇りを持って生活できているはずです。そこにあるのは、経済学者たちが常に論じている、競争が行き着いた先の理想的な自由経済ではありません。需要が供給を微妙に上回っていて、同じものが他に存在しないために、ある種の「独占」が起こっている新しい時代のマーケットの姿です。

AI vs. 教科書が読めない子どもたち

AI vs. 教科書が読めない子どもたち

 

 爆発的なヒットにはならないけど、需要を供給が微妙に上回る。そこをねらって少額のお金を稼いでいく。そういえば、弊社でも他のメーカーの作った作品をかわりに流通販売することがあります。自社で作った作品よりもぜんぜん売れないのに、販売を続ける理由が不思議だったのですが、すでに撮った素材をまとめているので原価が安いんですよね。コストがかからないから、少ない本数しか売れなくても利益になっているんです。今後は需要と制作コストの見合うラインが求められてくるんだろうな。

◆売る物ではなく売り方を変える

あと、もうひとつ思ったのは、売る方法を変えるというのも手かなって。コピーライターの川上 徹也さんの書いた「売れないものを売る方法? そんなものがほんとにあるなら教えてください!」には、同じ商品でも売る方法を変えて、売り上げを伸ばした商品を紹介しています。

 たとえば、ある畳店は、深夜に畳の張り替えサービスを開始することでディナー営業する飲食店から、閉店後に施工する受注を獲得しました。今では全世界に展開されている衣料品店、ユニクロは、最初に店舗を出した際は朝6時から営業し、通学前の学生に立ち寄ってもらったと言います。

前述のパンチラ動画は、DVDの盤面で販売はしていません。さらに、時間も数十分と短い。そのかわり、幅広い動画サイトにだしているといいます。AVは盤にして売る物、長尺がいいという従来の売り方を捨てることで成功につながっている。同じ商品であっても、売り方を変えるだけでも、新しい道は見えてくる。

 お話した監督さんに限らず、各メーカーの制作は配信に力をいれつつあります。なかでもVR動画はその傾向が強いように思います。店舗でVR動画を売る方法が限られているというのも理由でしょうが、盤面を作って流通するコストを削減しているのかもしれません。

◆あと5年で業界は大きく変わる

「業界全体、売れなくて厳しい、厳しいって言うけど、稼いでいる人は稼いでいるんだよね」。前述した監督さんはこう言っていました。AVの売り上げが下がる今だけど、今の時代にあった売り方って何かしらあって、そのやり方を見つけた人は残っていけるのかな。

これからの数年で業界は大きく変わる。彼のいうように実店舗は減るだろうなと、営業している私自身も感じています。実際、担当店舗で閉店した店舗もある。長くAVの営業をしているので、店舗の担当者さんにたくさん仕事を教えてもらいましたし、上司よりお世話になった方もいます。みんなすごく良い人で、良い店だと思います。だから、店舗が少なくなるすごく悲しい。悲しいけれど、違う売り方を考えていかないといけない時期かもしれない。いいもの作っていれば、売れる時代じゃないんだよね。

ロフトプラスワンで開催!エロポリーの練習でAV企画を考えたよ!

4月29 日に今度イベントでるよ。

 

「AVメーカーになろう!エロポリー ~これらの単語を使いAV企画を考えなさい~」

「AVメーカーになろう!エロポリー ~これらの単語を使いAV企画を考えなさい~」 – LOFT PROJECT SCHEDULE

 

f:id:mo_mochi_mochi:20180409181307j:plain

 

【日時】

4月29日 OPEN 18:00 / START 19:00

前売¥3,000/当日¥3,500/(要1オーダー¥500以上)

eplus.jp

 

【場所】

LOFT/PLUS ONE | ロフトプラスワン

160-0021 新宿区歌舞伎町1-14-7林ビルB2

 

【出演者】

東風克智、安田良平、タイガー小堺、宮瀬博教、ゴウヒデキ、もちこ、桜木優希音、浅田結梨、みおり舞、沙月とわ

 

【内容】

エロワードが書かれている札をランダムで12枚引き、それらを上手く組み合わせて【架空のAVタイトル】を3つ作るという、AV企画会議を兼ね備えたエロ知的ゲーム。プレイヤー10名がAとBのブロックに5人ずつ分かれ(女優さんは2人1組)それぞれのブロックでゲームを行い1名ずつ勝者を決定する。

 

この前、イベント詳細と、ワード札が書かれたメールが来ました。

 

各自、練習してくださいって言われたので、メールで来たワード札って弊社(TMA,、IBWorks)で売れそうなタイトル考えたよ。

 

◆日焼け跡くっきりロリータお漏らし

スク水の日焼け跡は売れるので、弊社よく総集編になっています。ちょうど、もうすぐ夏だし、時期的にもあっているよね。ただね、日焼け跡くっきりってあんまり言わないです。日焼けロリータとか、日焼け美少女とかよくタイトルになっている気がする。あと、最近お漏らし企画が多いので、お漏らしを足してみた。

 

◆制服美少女大乱交

「女子校生スクール中出し乱交」ってタイトルが昔でてうれたんですよね。各女優のファン×出演者の人数分買ってもらえるうえに、たくさんの女優の絡みシーンが見れてお得なので売れるんですよね。あと、制服美少女は定番だから、なんか、なんとなく。

 

mochi-mochi.hateblo.jp

 売れてるタイトルを調査したら、同じ企画でも人数が多い方が動いていたよ。

 

◆コスプレ大乱交

さっきも言ったけれど人数物の乱交は売れそうだよ。あとは、弊社といえばコスプレ。これはTMAだけかもしれないけど、コスプレ作品は売れるからね。

 

◆可愛すぎる妹と近親相姦

一回ね、ひと月の新作で、撮り下ろし、総集編合わせて、4本くらい近親相姦の月があったんだよね。姉、妹、母、娘、すごい近親相姦。そのなかでも弊社では、妹、娘みたいな年下の近親相姦が売れるんですよ。

mochi-mochi.hateblo.jp

 ロリ系女優さんの妹企画はいいよね。ちなみに、TMAには「両親の居ない日、僕は妹と精子が枯れるまで1日中ヤリまくった。」IBWorksには「親がいない日、僕は妹とむちゃくちゃSEXした。」って妹企画のシリーズがあるんですけど、TMAのほうが積極的な妹、IBWorksは初心ぽい妹らしいです。まあ、どちらにしよ、親がいなくなるとすぐセックスする。

 

◆痴女ロリータ

ロリ痴女です。今度TMAからオムニバスでます。TMAのじゃないけれど、一昨年の年末にミニマムから出た栄川乃亜ちゃんの痴女企画うれたよね。栄川乃亜ちゃんってロリっぽいけど、実際会うとサバサバしててギャップに萌える。

決められた言葉で弊社っぽいタイトル作るの難しいね。29日までにもっと練習します。みんな当日もきてね。

コンテンツマーケティングは外注するな

コンテンツ東京にいってきたよ!

f:id:mo_mochi_mochi:20180406174021j:plain

www.content-tokyo.jp

7つの専門見本市から構成され、コンテンツビジネスを支えるあらゆる要素が出展する大規模国際総合展。VRや映像の部門を見学する目的でいってきたのですが、全然、仕事関係ない、コンテンツマーケティングのブースに夢中になってしましました。以前、ブログでも書いたのですが、わたし、昔、Web制作会社でライターをしていたのですよ。

mochi-mochi.hateblo.jp

Webサイトの制作だけでなく、すでにあるサイトのコンテンツの追加や企業のSNSの投稿記事作成なんかもやっていたので、昔を思い出し、懐かしい、面白いって色々聞いて回ってました。「関係のない会社なのですが……」と申し訳なさそうにしててもみんな親切で色々教えてくれるんですね。勉強になったぞい。

 

◆コンテンツマーケティングとは

そもそもコンテンツマーケティングって?「株式会社電通コーポレートコミュニケーション局」の運営するサイトによると以下のように書かれています。

コンテンツマーケティングとは、有益で説得力のあるコンテンツを制作・配信することによって、ターゲット・オーディエンスを引き寄せ、獲得し、エンゲージメントをつくり出すためのマーケティングおよびビジネス手法を指す。その目的は、収益につながる顧客の行動の促進である

dentsu-ho.com

 

顧客が知りたい情報を企業自らが提供し、ターゲットに運営するコンテンツを定期的に見てもらい、商品を知ってもらう宣伝方法。商品やサービスを利用してもらうきっかけにしようという手法です。商品のよさを打ち出す広告ではないので、即ユーザー獲得にはつながりにくいですが、企業のファンをつくり、長い目でみて顧客を獲得していくことが期待されています。

制作会社時代、わたしもコンテンツマーケティングっぽいことをしていました。企業のSNSやブログを運営するというものです。ただ、わたしはあまりうまくいかなかったのですよね。わたしの失敗を踏まえて、コンテンツマーケティングを上手に行う方法を考えてみました。

 

◆コンテンツマーケティングのプロができること・できないこと

わたしの在籍していた制作会社では、文章のプロ、Webサイト制作のプロがコンテンツを作っているので、一般の人が分からないことも知っていました。SEO対策に特化した文章、読みたくなる効果的な見出し、専門用語を使わず分かりやすい文言で書くなどは、知識がある人でないと難しいかもしれません。 しかし、一方で、独自性の強いコンテンツを企画するのは外部のライターには難しいように私は思っています。

転職後に営業にをしてみて感じたのですが、営業として社内外の意見を聞いているとものすごく情報が入ってきますね。自社商品のことはもちろんですが、他社との比較や業界全体の動向なんかもガシガシ入ってきます。日々の仕事がものすごい情報源になる。この一次情報は外部のライターでは絶対に手に入りません。コンテンツマーケティングを成功させ、ファンをつけるためには、企業独自の一次情報を書き手が把握することが絶対必要だと思うのです。

わたしがクライアント企業のコンテンツを作成した際は、企業と上手く連携をとることができず、独自の情報を把握することができませんでした。そのため、コンテンツの内容が薄く、凡庸なものになってしまったことが、上手くいかなかった原因だと今は考えています。

 

◆コンテンツマーケティングは現場の人がやるのが1番

各企業の人は、物書きやWebのプロではないので、アドバイザーとして外部のプロを利用するのは有効だと思います。

コンテンツ東京で株式会社インプレスさんから頂いた冊子「いちばんやさしいコンテンツマーケティングの教本 コンテンツマーケティングEXPO限定特別版」にはコンテンツマーケティングをした顧客事例を説明し、最後にこのように記載しています。(無料でいただいた冊子ですが結構勉強なるものでした)

今は社内にノウハウを蓄積できたので100%内製化されています。最初は外注でスタートして、やがて内製化する。もしくはコンテンツに応じて内製と外注を組み合わせるのも非常にいいやり方です。

 

www.impress.co.jp

f:id:mo_mochi_mochi:20180406174019j:plain

わたしも、自社で主体性をもって運営しながら、必要に合わせてプロを頼るやり方がいいと思っています。コンテンツマーケティングのプロに効果的な書き方を教えてもらうのでもいいですし、書いてほしい内容や掲載してほしい写真を提供し、コンテンツを作ってもらうのも効果があると思います。しかし、すべて任せますとしてまうのでは効果ができにくい。制作会社は1を10にすることはできても、0から1をつくることはできません。プロのできる部分をうまく使うのが良いと思いました。

亀甲縛りイベントの感想書いたよ!

3月29日にイベントをやったよ!

mochi-mochi.hateblo.jp

 

 

 

 

 

 

目標人数3人だったのですが、結果的に9人のお客さんがきてくれました!ありがとうございます!いつもアキバのイベントくるお客さんだけじゃなく、他のメーカーの制作さんやライターさんやお店の人や、わたしのこと全然知らないけどたまたまぴゅあコレさんにいて参加した人や、多種多様な方々が来て下さり、ほんと感謝です!

 

◆女優さんの気持ちが少しだけ分かったな

「1枚3000円もする商品を3枚も買ってくれるんしょ。そんなに出してくれていいのかな」。

ちょっと前にイベントをやったとき、売れっこの女優さんがそんなことを言っていたの。そのときは、そこまで、気に留めなかったんだけど、自分がやってみると、その感覚がわかった。

私に会って話すために、5000円も払っているんだなって、嬉しいような、申し訳ないような気持ちになるよね。お客さんを大切にしないとなって思う。自分のためにお金を払ってもらう重さみたいな。もちろん、9人しか呼べない私と、定員50~60人完売にさせる彼女たちでは思うところも違うと思いますが、少しだけ理解できた。

 

◆自分が商品になるってヘロヘロになること

あとさ、終わった後のヘロヘロになる。このイベントをする前は、2店舗やる普段のイベントよりも時間的に短いし、そこまで疲れないかなって思っていたんですよ。でも、運営と自分のイベントとでは違いますね。いつものイベントよりももっともっと疲れるしヘロヘロになりました。運営のときは、お客さん呼んで、時間測って、サイン書いてもらって、見送って、基本的にはルーチンなんですよ。トラブルがないように気を付ける、同じことを問題なく繰り返すことが求められる。

だけど、自分がお客さんと話して、接客する側、商品になる側になると、一回、一回、自分の対応が商品になるわけから、集中して会話をするわけで、やっているときは夢中だけど、終わった後どっと疲れる。

営業に行って、店舗との商談を、何人も連続するかんじ。楽しいし、充実するけど、言葉に気を付けるし、相手の反応にも気を配るし、気を張っている。終わった後どっと疲れる。これを50人、2店舗とかこなすのは大変だな。

ツイッターでセレブの友の円水さんが、撮影よりも大変だけど、ファンのために女優さんはイベントしてるって言っていたけど、その通りだな。 

◆世の中、他人に無関心だな

あとさ、これは発見なのですが、意外に人は他人のことを見てないなと思った。ぴゅあコレさんと、縛る会場がちょっと離れていて、セーラーワンピースという奇抜なかっこうで中野ブロードウェイをうろうろしていたんだけど、一瞬見て黙るとかじゃなくて、だれも見向きもしなくて、外国人とか普通にスルーで、わたしが思っているより、まわりはわたしに興味ないんだなって思った。始まる前は、こんなかっこでいいのだろうかとか悩んだけど、自意識過剰だったな。自分が思うほど、よくも悪くも、世間は私に興味ない。そう思うと、行動を躊躇するのは馬鹿らしいよね。

 

イベントの主役の立場になってみると色々分かったな。勉強になるイベントだった。

「そんなに人こない、売り上げ落ちる」と言っていた上司が、終わった後は「年1回くらいならやってもいいんじゃない」と言ったのが面白かった。わたしのほうが先見の明があったようで。

放送法4条改定でNHK番組改変問題がもう一度起きてしまわないか

3月27日の日経に放送法の改定が検討されているという記事がでていました。

www.nikkei.com

www.newsweekjapan.jp

 

www.huffingtonpost.jp

 

番組制作と、放送設備事業を切り離して制作にインターネットも含めた新規業者を受け入れようとしているようです。新規業者が入ってくることに関して、民放各社は、競争が激しくなることで安定的な放送ができず、有事の際に視聴者が必要な情報を放送できなくなる恐れがあると反論しています。

有事の際の安定的な放送ができなくなることも大きな懸念事項だと思います。しかし、わたしは、番組制作の規制緩和部分よりも、政治的公正や多角的な視点を持つように定めた放送法4条の撤廃に危機感を覚えます。

 

NHK番組改変問題を思い出す

わたしは大学のメディア系の学科を卒業しました。2000年代後半以降に、マスメディアに関係するテーマを専攻した人ならば「NHK番組改変問題」を知っていると思います。

2001年に放送したNHKのテレビ番組「問われる戦時性暴力」の番組内容に関して、当時の、経済産業相中川昭一氏と内閣官房副長官安倍晋三氏が放送内容を改めるように、水面下で圧力をかけたのではないかと言われる問題です。NHK側の内部告発により問題が発覚しました。

NHK番組改変問題 - Wikipedia

ETV改変事件をめぐるNHKへの政治介入に対する声明

 

 

 

NHK番組改変問題」は放送法の三条「法律に定める権限に基づく場合でなければ、何人からも干渉され、又は規律されることがない」に抵触するということで問題になりました。ですから、放送法4条が仮に撤廃されたとしても改定後に同様の問題提起は可能です。しかし、「NHK番組改変問題」の発覚は内部告発により起きています。もし、告発する人がいなかった場合、圧力によりゆがめられたニュースであっても、それ自体は問題にはなりません。これまでの法律でしたら、ゆがめられた内容が問題視され、圧力の発覚になることがあるでしょう。しかし、改定により公平性は問われない。つまり、ゆがめられた内容であっても、問題にならず、そのまま視聴者に届き、訂正されずすぎる恐れがある。それは、ものすごく怖いように思いました。

 

◆フラットな視点を保ち続けられるのか

NHKは財源を税金に頼らないことに関してこのように答えています。

財源を税金にすることは、すなわちNHKの運営資金を国家権力に依存するということになり、財政面で時の政府の大きな影響を受けることになります。そうなると、NHKの事業運営の自主性が損なわれ、表現の自由を守るべき言論報道機関としての役割を十分に果たせなくなるおそれがあります。

財源を税金にすることはできないのか|NHKよくある質問集

 

番組制作において、制作者の主観が入ることはあるでしょう。しかし、NHKの番組は、取材した内容に基づき、できる限りフラットな視点での番組ができていると、視聴者である私は思っていますし、NHK側も外部からの影響を受けないよう財源を視聴者に頼っています。取材に基づいた視点が失われやすくなる恐れが、この改定にある。放送法の審議は文書改ざんに隠れて報道されることは少ないですが、すこし怖いなと思いました。