オナホ売りOLの平日

大人のおもちゃメーカーで働くOLのブログ。

TVタレントより、アイドルより、AV女優が可愛い理由

先日、月刊DMMに掲載してもらいました。

せっかくインタビューしてもらったので、実家に持って帰ったんですよ。自分の載ったエロ本を両親に渡す娘。わたしも家族もどうかしているよね。

それで、月刊DMMを観ながら、もちこ母が「AV女優って、テレビにでているアイドルとか、タレントよりかわいいんだね」って言うんですよ。そうか、普段AV女優を見ない人からみたらそう映るのか。たしかに、夜中のテレビに出ているグラビアアイドルやアイドルグループの女の子よりも可愛い子いっぱいいるね。

 

◆圧倒的に安いギャラ

テレビにたまに出演する、アイドルやタレントよりも、AV女優さんのほうがたくさんギャラをもらっていると思います。ネットで、グラビアアイドルのギャラを調べると平均月給12万。

kyuryobank.com

 

 もちろん、有名なアイドルはたくさんもらっている子もいるでしょうが、基本的にそれだけでは食えない仕事です。その理由は、仕事の少なさ・ギャラの少なさがあると思います。再現VTRなど、知名度が必要とされないメディアの仕事のギャラは安い。

tv-kanso.com

 

そのほか、歌を歌う子は、ライブやショー、写真撮影の撮影会などもありますが、そこの収入源もお客さんが来るかどうかに依存します。こちらも固定ファンのつかないタレントが収入源にするのは難しいでしょう。ショールーム前田裕二さんは、アイドルがそれだけで収入を得られるように、ショールームをはじめたと話していました。やはり、お金になりにくいというが、駆け出しのアイドルやタレントにはあるように思っています。

mochi-mochi.hateblo.jp

 

◆お金がなければ可愛くなれない

堀江貴文さんの「仕事も人生も娯楽でいい」に以下のような記述があります。

仕事も人生も娯楽でいい (宝島社新書)

仕事も人生も娯楽でいい (宝島社新書)

 

 シンガポールへの国外からの投資は相次ぎ、都市部は現在も建設ラッシュに沸いている。風景の変化のスピードは凄まじい。数年前、3年のブランクをあけて訪れた。わずか3年でこれだけ変わるの!?と驚くほど再開発が進んでいた。(中略)いちばん目に見えて変わったのは女の子のルックス。3年前より格段に、かわいい子が増えた。ファッションもメイクも洗練されている。若い人の間で可処分所得が増えて、美容にお金をかけられる余裕が生まれたのだろう。女の子の外見は、都市の経済の成熟ぶりをはかる絶好のバロメーターだ。豊かさに比例して女の子は可愛くなる、これは間違いない。

 

経済的に豊かになれば、美容や自分にかけられる出費も多くなる。綺麗になるために金をかけられるというと整形や美容注射のような高額な治療が浮かぶかもしれませんが、太らないように食生活に気を付ける、肌をきれいにみせるためにケアをするといった作業にもお金がかかります。経済的な余裕ができることで、アルバイトなど、他の仕事をする必要がなく、時間的な余裕が、美人に繋がるということもあるでしょう。貧しい下積み時代のアイドルたちが可愛くなる余裕がないのは理解できます。

 

 ◆可愛いよりもメンタルが重要になる

ギャラが少なく、なかなか芽が出ない状況でも頑張り続けるには、見た目のよさよりも、根性論というか、メンタルの部分が重視される。圧倒的にチャンスが少ない状況だから、可愛らしい子だったとしても、モチベーションがない子はふるい落とされる。

アイドル活動をしていた女子高生が自殺した、とニュースになったけど、学業やそのほかの楽しいことを犠牲にし、スタッフから高圧的な態度をとられ、死にたくなるような状況であっても、アイドルであることを辞めたくない、アイドルになれないなら自殺を選ぶ、とても恐ろしく、残念なことだけど、そんな強い気持ちをもった人しか残りにくい。

bunshun.jp

 

◆AV女優には2種類のニーズある

そもそもなぜ、アイドルはお金にならなくて、AV女優には仕事はお金になるのか。アイドルもAV女優も、女性性を売っているという点では同じです。しかし、お金になる・ならないの差がでるのはAV女優には2種類のニーズがあるからだと思います。

 

◇ズリネタとしてのニーズ

まずひとつは、「ズリネタ」としてのニーズ。テンガさんの調査によると、男性の平均マスターベーションの回数は平均週2.94回。マスターベーションの際に観る物で一番多いのは実写のAV。約8割以上の男性がAVを観ると答えています。

tengahealthcare.com

無料動画の影響で売り上げは落ちてはいますが、それでも、AVは商品としてニーズがあるため、AVは必ず制作もされますし、出演したモデルたちには確実にギャラが支払われます。AV女優の場合は、アナルNG、レズNGといったように、出来ない行為を「NG項目」と指定することも可能です。出来ない行為があるモデルもたくさんいます。逆にいえば、NG項目を減らしていけば、なにかしら仕事はある。額に限りはありますが、自分の意思次第で稼げる仕事です。

 

◇アイドルとしてのニーズ

ズリネタとしてのニーズと同時に、AV女優には、テレビにでるアイドルやタレント同様に、観ている人がファンになり応援したくなる対象としてのニーズもあります。出演作品やSNSを通じて、彼女たち自身のキャラクターを知って、DVDの発売イベントや撮影会を訪れるユーザーも多くいます。ひとつ異なる点は、彼女たちは毎月たくさんの出演作品がリリースされるため、アイドルやテレビタレントよりも、知名度が広がりやすい。ズリネタであるアダルトビデオが、彼女たちの知名度を広げる媒体として機能しています。

AV女優は「必要なもの」と「娯楽として欲しい物」の両面を金そろえている。射精をしたい欲求がある限り、どんな男性にとっても必要なものであり、さらに、楽しみの一環として、AV女優に会いたい、見に行きたいという、娯楽的な一面もある。

 

◆「テレビ」以外の部分は競合していく

最近、AV女優のアイドル的なニーズは高まってきています。それはDVDが売れなくなり、ほかで収益を得るためという側面があります。アイドルにAV女優が近づいてきている。

現状、AVモデルたちには、テレビや雑誌など、メディアに出演するという点でのハードルがあります。しかし、メディアに出る機会の少なく撮影会やライブ活動でアイドルやタレントとして成り立っている女の子たちに、脱げる女の子たちがとって変わることもあるかもしれないなと思いました。