「ホストが本を選んでくれる本屋さん」
そんな内容で紹介されていたテレビの特集を観て、「歌舞伎町ブックセンター」に行ってきました。普段よく本屋に行くわたしですが、この書店は、とても面白かったので、紹介してしまいます。
◆ホストいなかった
出落ち感あふれてて申し訳ないのですが、私、行ったとき、ホストいませんでした。ただ、女性の書店員さんが何人かいて、お話しながら、わたしにオススメの本を選んでくれました。今迄、知り合いにすすめられて本を読むことはありましたが、本屋で店員さんにすすめてもらうって初めてだったので新鮮。イメージとしては、洋服屋さんで似合う服を選んでもらうかんじ。わたしの本の好みとか、考えとか、最近の気分とか話ながら、選んでもらいました。わたしにあう一冊を店員さんなりに考えてくれるのが嬉しかったですね。本選びカウンセリングとてもいいですよ。
◆あるのは愛の本だけ
歌舞伎町ブックセンターに置いてある本は、すべて愛に関する本。その中でも、ジャンル分けがあり、ジャンル別に本に帯が巻いてあります。殺人など暗いテーマの愛は「黒い帯」、家族愛や仕事への愛もふくめた広い意味での愛は「赤い帯」恋愛や恋などの愛は「ピンクの帯」。それぞれの帯ごとに本が展示してあります。
◆小生、本を選定してもらう
わたしが選んでもらった本は二冊
最初に選んでもらった中島京子さん「イトウの恋」。「普段、本読みます?どんなの読みます?」って会話から、本の選定が始まるんですが、たまたま、店内にあった雨宮まみさんの「女の子よ銃を取れ」を見つけて、「これ、読みました」って話していたら、選んでくれました。「雨宮さんのやさしい文体が好みならあうと思いますよ」と店員さん。この作者の方、中島らもさんの娘さんらしいのですが、普段、あまり小説を読まない私は、存じ上げない方でした。ここで紹介してもらえなかったら、読まなかったかも。
もう一冊紹介してもらったのは、上野千鶴子さんの「ナショナリズムとジェンダー」
サイトを見てもらうとわかるんですが、壁一面が本棚でずらって並んでるんですね。それを自由に読めるんです。そこで、ネットで紹介していたのを見て興味をもっていた 「バッド・フェミニスト」を読みながら、「これ、ネットの記事でみたんですよね」みたいな話を店員さんとしてました。そしたら、「そちらの本に興味があるなら」と持ってきてくれたのが「ナショナリズムとジェンダー」。 上野千鶴子さんは、以前から知っていたけど、なんなく私とは考え方が違うかなって嫌煙していたんです。 でも、せっかくすすめられたからと、今、このとき買った本を読んでいるのですが、結構興味深い箇所もあります。 食わず嫌いはよくないですね。
◆ブックカバーとしおりが可愛い
歌舞伎町ブックセンターで本を買うとブックカバーとしおりが付いてきます。
四角いしおりで、本のすみっこにくっつけられるんですね。
あと、カバーに書かれたコメントすてき。
その日、ひょっとしたら、
運命の人と出会えるかもしれないじゃない。
その運命のためにも、
できるだけかわいくあるべきだわ
心にささります。かわいくいよう。かわいく。
◆ホストにあいたいなら土日
行った日は平日だったのでいなかったのですが、土日ならホストがいて、本を選んでくれるらしいです。でも、店員さんの選んでくれる本もすごく素敵なので、いつ行ってもいいと思いますよ。ちなみに、昼はカフェ、夜はバーになるそうで、本を読みながらお酒やコーヒー飲めます。また行きたいな。