オナホ売りOLの平日

大人のおもちゃメーカーで働くOLのブログ。

摩天楼はバラ色じゃない。

「摩天楼はバラ色に」という映画ある。マイケル・J・フォックスが主人公を演じるアメリカのコメディ映画。

あらすじ……
主人公は田舎から出てきた青年ブラントリー(マイケル・J・フォックス)。不景気により、内定していた会社に入ることができずにいたとき、親戚のつてに大企業に手紙の振り分け業務の担当としてもぐりこむ。そこで、重役の女性クリスティ(ヘレン・スレイター)に一目ぼれし、彼女に近づくために、会社で重役になることを目指す。社内で底辺と扱われていた部門から、さまざまな手段を使い仕事を成功に収めていくおはなし。


はじめて観た時、私は大学生で、就職活動をしていた。どんなどん底にいたとしても、柔軟に動いていけば、上に登れるような気がした。そしてきっと、仕事ができるようになれば、恋愛もうまくいく。映画のなかで、最初、ブラントリーを相手にしなかったクリスティも、彼が仕事で手柄を収めるにつれて、興味を持つようになる。自分ができることが増え、社会に必要とされれば、それに合わせて異性にも魅力的に映るような気がしていた。


女子たちにバラ色の日々はない。

だけど、それは男の人の話。ブラントリーが自分の思うような成功をおさめ、物語がハッピーエンドに終わったのは、彼が若い男性だったから。女の子は、仕事の頑張りと、異性からの好意が比例しない。安藤サクラ主演の映画「百円の恋」は、そのことをよく表現している。


コンビニのアルバイト店員だった主人公イチコ(安藤サクラ)は、客として来た狩野(新井浩文)と恋人になり、彼の影響でボクシングをはじめる。ボクシングに打ち込み、夢中になるイチコと反比例するように、狩野との関係はうまくいかなくなる。そして、狩野はイチコから離れていく。「好きじゃねえんだよな、一生懸命なやつ見るの」と言い。

自分以上に頑張る異性を受け入れられない男性は多い。自分より、弱そうで、少し下に見れる子、自分のプライドを壊さない子が好まれる。自分の立場をおびやかすような女の子は居心地が悪い。

 

可愛げない姿を好いてくれる人がいい恋人。

だけどね、この映画、最後の最後で少しだけ救われる。試合に負けて、大泣きする泣くイチコに、狩野が「メシでもいこうか」といって終わるのですよ。ガツガツする女の子は可愛げないかもしれないけど、それでも、そんな可愛げのない姿を理解して、応援してもらえるころもあるのかもしれない。

www.tm2501.com

三沢文也氏のブログでは、女性に対して「キモくなろう、図太くなろう!」と書かれている。キモくても、図太くても、何かに夢中になっている女性を受け入れてくれる人がホントにいい異性だと思う。本当によい男はエロでは釣れない。