フランスの大統領選がありましたね。
「世界がフランスを必要としている」と愛国心溢れる就任挨拶したとか、対立候補の支持者に配慮して、バランスよく保守派の首相を選んだとか、別にそのあたりはどうでもよくて、マクロン氏が25歳年上の奥さんと結婚したことに、対して、なんで、世間は、肯定的なんでしょうかね。
もしこれ、性別が逆で25歳年下の教え子と結婚した男性だったら「ロリコン」と呼ばれる。マクロン氏の妻はなぜ、ショタコンと揶揄されないのでしょうか。そもそも、極端に年下が好きな男性、通称「ロリコン」に対して風当りがつよくはないでしょうか。
年上女性が好きな男性はなぜか通ぶれる。焼き鳥は塩だよというかのごとく「年上はいいよ」と言える。わたしの知人の男性は「年上の女性が、実は料理が下手とか、一般常識がないとか、実はダメみたいなかわいいギャップがいいんだよ」と得意げに話していました。
これが「幼く見えるのに、実は巨乳でママの矯正下着つかっていたみたいなギャップがいいんだよ」とか言ったらとたんに侮蔑の対象です。いったいなぜ。
恋愛や結婚は年齢の近い人同士で行うのが主流です。
そして男性が年上のカップルが多数派です。
極端な年上好きも極端な年下好きも、年が離れた人が好きという点では変わらない。むしろ、極端な年上好きの男性のほうがマイノリティーなのに、年下好きの男性は風当りが強い。
なぜわたしがロリコン批判の風潮を危惧するかというと、「あなたロリコンだよね」が悪口になってしまうのがめんどくさいからなのです。べつにわたしは「あなたショートカットがすきだよね」「あなたトマトがすきよね」「あなたアナルセックスが好きだよね」みたいなひとつの好みを指摘するつもりでいっているのに、あたかもそれが悪口であるかのように受け取る。「あなた熟女好きだよね」はそうならない。
わたしの知り合いで40歳になっても女子高生とばかり遊んでいる男性がいたのですが
彼に「ロリコンだよね」といったら、躍起になって反論してきました。そして、彼は言ったのです。
「年とったから若さに嫉妬しているだけじゃない?」
私が嫉妬に狂い彼を気持ち悪いと言っているような言いよう。わたしは彼に1mmも恋愛感情を持っていないのに。
つまり、性行為をすることでペナルティが与えられる年齢(青少年健全育成条例で定められた年齢)を踏まえ、一般社会が考えるセックスするには幼すぎる女性が「ロリコンの対象」と定義されることは予測できる。それなのに、メジャーな人々が抱きそうな意見を拒絶する。
ただ、なにが、気持ち悪いって、彼の認識と、世間からの目にズレがあることが気持ち悪かった。ロリコンとまでいかなくても、40代で独身で、女子高生とばかり遊ぶのは多数派ではない。それを受け入れられないのが違和感がある。
この客観性のない人が、わたしは、どうも付き合いにくい。
あきらかに、ロリコンなのに、ロリコンじゃないと言い張るおじさんとか、あきらかに、彼女として扱ってもらっていないのに、頻繁にセックスするだけの相手を「彼氏」と言い張る女の子とか、あきらかに、呼べばヤレる要員として呼ばれているだけなのに、「わたしモテる」と言い張る30代独身彼氏なしの女性とか世間の認識と、自称がずれている人が得意でない。
ロリコンといわれても、幼い子が好きといえばいいし、セフレだけど彼が好きだからセックスしていると言えばいいし、やり捨て要員だけど、男の人にチヤホヤされるのが好きと言えばいい。
人になんと言われようと、好きなものが本当に好きなものだ。誰かになにか言われて揺らぐ自我なんてこだわらなくていい。そんな好みや立場は捨てるべきだ。
自我も通しつつ、他人にもよく思われたい、そんな狭間でバランスをとるのは難しい。人にどう見られても、通したい自我があるなら、言う人に反論したって仕方ない。その反論があるのを分かったうえで、それでも私はこう生きたいと素直にいえばいい。わたしは自分に素直な人がすきだな。
ロリコンたちよ、
幼女がすきだと胸をはろう!