オナホ売りOLの平日

大人のおもちゃメーカーで働くOLのブログ。

リクルートの掃き溜め

元々文章を書く仕事していたので、たまにパケかきます。

書くことだけ仕事にしていたときは、一文字も書きたくない、しぬ。みたいなことがよくありましたが、営業のあいまに、たまに文字資料書くのは楽しいですよね。

 

わたしの経歴なんですが……

リクルート系列の広告代理店で人材広告の制作(約半年/アルバイト)

web制作会社でライター(約2年/正社員)

人材系の上場企業で求人広告のライター(約半年/正社員)

AVメーカーで営業(約1年/正社員)

いま

 

大学でて、まだ5年くらいなんですけど、5社経験しているのですよ。自分でも頭おかしいんじゃないかって思います。最初の会社半年でやめたことで、仕事をやめることへの抵抗がなくなった気がします。嫌な仕事は辞めても大丈夫じゃんと思えた。

 

最初の会社では、リクルートの求人広告を作っていました。リクルートといえば……

・経験者がみんな起業する

・新しい事業とかやってる

・すごい働いて、すごい遊ぶ

・ガツガツしてる

・すごいお金もらえそう

みたいな、よく働き、よく遊び、よく稼ぐ、ガッツと勢いがあり、成り上がれるイメージを世間には持たれています。当てはまっているのもあるし、当てはまってないのもある気がします。

 

わたしがいたのはリクルートのトップパートナーという会社です。

リクルートトップパートナーとは株式会社リクルートホールディングスと販売業務委託契約を結んだパートナー企業です。

専属契約を結んでいますのでリクルートの商品だけを販売しており、かつリクルートの求人情報メディアの売上実績が高い会社を指します。

media.request-agent.co.jp

 

わたしは、アルバイトで雇用され、平日週5日、残業もそこそこしながら、時給950円でリクナビやフロムエーやタウンワークを制作していました。会社には12~3人の制作職がいて、正社員は4人。わたしが働いている間は、アルバイトから社員になった人はいません。どの同僚もサボらず真面目に働いた。それでも、社員になれなかった。

 

遅刻も欠勤もほとんどなく、真面目に5年間働いている30代の男性社員や、リクルートの広告賞にノミネートされている30代の女性など、私からみれば十分会社に貢献しているように見える人もいました。それでも、誰も、時給950円とか1000円とかで働いていた。「制作職は自分の好きなことを仕事にできているから、幸せだね」。役員はよく言っていました。

 

当時、半年ごとに雇用延長の面談を行っていました。面談で社員になりたい旨を話すと、当時の上司は「今後続けていけば、なくはないかもしれない。だけど、今は前例がないから難しい」。たぶん、「今後、続けていく」の「今後」が5年じゃ足りないのだろうと思い、わたしはその会社をやめました。

 

わたしがいた当時、正社員だった4人が社員になったのは、ずいぶん前のことです。これは私の憶測ですが、リーマンショック後の激しい景気の落ち込みを経験し、クビにできない人材をつくることを躊躇するようになったのかもしれません。

だけど、そんな会社の方針の下で、フリーターしか経験できず、まともな社会人になれない、夢だけ見て年だけとる人がたくさんいます。「自己責任」といえばその通りだけど、彼らは、真面目に一生懸命働いていた。真面目に働く人たちのキャリアを殺して、たくさんの人材広告ができていきました。キャリアの掃き溜め。

 

「なぜ、そこで頑張れるの?」

よいと言えない待遇で、夢を見続けられたのは、一握りの成功者がいたから。同じように広告を作っていた人たちが成果を出す。掃き溜めの花のように、キラキラした人が誕生する。「この仕事は華やしいキャリアの出発点になりえるんだ」と思える。だから、みんな、一握りの存在を夢を見て、毎日の仕事を続けます。現実の不安を夢想で打ち消す。

 

リクルートの代理店から、電通に転職した人がいました。彼は電通のコピーライターとして働いています。立川駅から見える「そうだ、テンガでいこう」のコピーを書いた長谷川哲士氏も、もともとはリクルートの広告制作者です。ターミナル駅からデカデカと自分の広告が見えるのは、さぞ嬉しいはず。わたしだってとてもうらやましい。

 

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書籍「書いて生きていく プロ文章論」という本を出版した上坂徹さんももともとは人材広告の制作職。制作者はわかりませんが「原君、どこ行ってもうたんや……」のリクナビ広告はネットニュースでも取り上げられるほど話題になりました。

www.itmedia.co.jp

 

ほんの一握りの花になる可能性は残されている。だから、みんな、必死に毎日、タウンワークのデザインを作って、リクナビの入力画面を埋める。掃き溜めの花になるために。だけど、悲しいことに、花になんかなれない人がほとんどです。多くの人が、待遇や安定をもとめてリクルートの制作職を去っていきます。

 

リクルート出身者はキラキラした人がたくさんいる。だけど、そんな人たちが成功するまでの間に、たくさんの人がキャリアを殺されました。

きっと、そして、そんなこと、わからず、リクルートの掃き溜めに埋もれながら、日々を浪費して、夢を見ている人は今もいるのでしょうね。逃げたわたしにはわかない。「クリエイティブ職は好きなことを仕事にできている」「好きなことを仕事にしているから、それだけでいい」そんなキラキラした言葉を享受できるほど、素直でも無欲でもなかったんです。 

M女・M男はゆとり思考?!SMグッズ売れ行きから見るMの心理

エス?エム?」と聞かれると「普通です」とサービス精神のない答えをします。もちこです。すごいふつうなのですが、SMグッズ売っているのですよ。SMグッズ売っている人はびっくりするくらいみんなふつうです。主観で動きすぎないのがいいのですかね。Sでも、Mでもないので、弊社タマトイズのSMグッズの売れ行きをもとに、エムたちの気持ちを分析してみました。データは2015年7月1日から2017年6月30日までの2年分です。

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◆足ぱっかーとか開いて恥ずかしがらせてほしいよね

2年分のデータで一番売れていたのは、写真の「SMスレイブテープ#1 足枷付き開脚ベルト」次は「SMスレイブテープ#4 手枷付き太腿枷」、今年発売したばかり商品、組み合わせで使うSMグッズ「バックルロックコンビネーション」の「開脚枷 バックルロックコンビネーションExpansion kit」も上位に入っています。「バックルロックコンビネーション」の中で、「手枷&足枷&十字ロック バックルロックコンビネーションBasic set」の次に売れています。

パートナーから、開脚グッズを渡され、「恥ずかしい」とかいいながら足ひらきたい。
見せたがりなM嬢、M紳士ですね。

 

◆見えない、しゃべれない、聴こえない状況って萌えるよね

弊社SMグッズで、地味に売れ続けているのが、目隠し、口かせです。ロングセラーを続け、このランキングでも3位に入った「SMっぽいの好きですか?ライトSM3点セット」はアイマスク、口かせ、手錠のセットです。そのほか、顔面を覆うマスクや口かせ、アイマスクも売れています。

ひとつの感覚がなくなると、ほかの感覚が敏感になるとよくいいます。視覚や聴覚、会話を遮断された状態で、触られるとより過敏に反応し、気持ちがいい。あとは、不自由にされる状況萌えるよね!みたいな。

 

◆普段は変態っぽくない人にあえて拘束とかしてほしいよね

普通の紐より、「簡単亀甲縛りSMロープ」や「ボンテージ包帯SP」といった簡単に使える拘束グッズのほうが売れているのですよ。あとは、簡単に拘束できる手錠なんかも売れています。紐は、縛り方にバリエーションが持てて、幅広く使えますが、縛る方法を覚えないと使いこなせません。緊縛の知識ないけど、拘束はしたいって需要がある。

普段はSMに興味のない、普通のパートーナーにSっぽくなってほしい。変態キモいけど、変態っぽいことはするのは興味がある、彼氏・彼女とならやってもいいという気持ちを推測します。

 

◆痛いの嫌だよね、やめてほしいよね

SMというと、蝋燭を垂らしたり、鞭でたたいたりといった、ベタに痛そうな行為をイメージしそうなんですが、意外にも低温蝋燭もバラ鞭もそこまでヒットしてないのですよ。乳首を挟むクリップは売れていますが、そこに性器まではさむクリップをつけると、やや売れ行きは落ちる。

いじめてほしいけど「自分の身体が痛いのはイヤ」。精神的な部分で圧をかけてほしい。痛めつける行為は嫌だけど、拘束したり、辱めたりが好きみたいです。

 

◆ハードなイメージの物は引いちゃうよね、怖いよね

痛めつける行為同様に、ハードすぎる物もあまり指示されていないっぽいです。M嬢、M紳士のペットにして、飼育してしまう「チェーンつき首輪」は爆発的なヒットはしていません。貼り付けの刑のごとく、身体を棒に縛り付ける「棒枷」も、根強く買う方はいますがそこまで動いていないです。

「飼育する」みたいなアングラなイメージのプレイより、よりライトなその場限りで楽しむものがいいようです。

 

【結論】エムはゆとり世代

かまってほしい、大事にしてほしい、見ててほしい。でも、辛いのはイヤ。そんなゆとり世代のような平成メンタルを世のエムたちはお持ちです。結構ワガママ。ただ、これ、エム側から考えた分析なので、もし、エスがしたい行為をもとにグッズを選んでいるとしたらいたがる姿は見たくない、優しいエスが多いのですね。イチャイチャの延長でSMプレーなんかをしているのかもしれません。(とくに、タマトイズのSMグッズはライトなユーザーが多いので)

 

蓮舫は小池百合子になれなかった。

7月27日は1976年に田中角栄が逮捕されたことから、政治を考える日なんだそうです。そんな日に合わせたように、大臣が辞めたり、野党代表が辞めたり、政局のニュースが重なりました。

 

www.sankei.com

“墜ちた女王”なんて書き方が、産経新聞らしくてとても好き。リベラルや女性や、既存の権力に対抗する圧力をこき下ろす保守イデオロギー。引用元が分からなくても産経新聞だとわかりそう。わたしの大好きな産経新聞に、満身創痍で退場と評された「墜ちた女王」は、清濁併せ呑み、多くの人に支持されるリーダーにはなれなった。でも、わたしは、そんなこと最初から決まっていたように思えたの(今ここで言っても後出しじゃんけんみたいになるけれど)。産経新聞では、都知事選で、小池百合子知事のライバルになると懸念されていたと書かれているけど、蓮舫氏は大衆に好かれない。蓮舫小池百合子になれなかった。

 

◆グラドルは女子アナに勝てない

小池百合子氏は元アナウンサー。アイドルオーディションみたいな面接試験を勝ち抜いて、かわいいが保証された人たちだけど、「報道がしたい」とか言っておけば、チヤホヤされたくない、目立ちたくないと言い訳できる。綺麗と思われながら、奥ゆかしい深窓のお嬢様のようにふるまえる。

 

一方で蓮舫氏はグラビアアイドル出身。同じように、かわいくてチヤホヤされる職業だけど、「チヤホヤされたくない」と言えない。ファンに疑似恋愛に近い感情を抱かせるよう、男性の理想の女の子像にならなくてはいけない。見た目は好いけど、ちょっとおバカで、男性より上には行かない、そんな女の子たち。頭良くても生意気にならないアナウンサーとは違う。フィールドが変わり、自分の今までのイメージを覆そう、知的に見せようと奮起すればするほど、生意気に映る。

 

蓮舫氏には「不幸せ」が足りない

2人の子供も持つ蓮舫氏に対して、小池氏はバツイチで独身。どんなに仕事がうまくいっても、プライベートでは幸せに見えない。そこが、ひがみとか、嫉妬の避雷針になっているように私は思うの。どんなに、仕事で成果をだしていても、「でも、結婚してないし、子供もいないし」と思わせれば、見ている人に劣等感を抱かせない。

わたし、このやり方はニューハーフのタレントさんやゲイバーの店員さんも一緒のように感じる。どんなに、キツいこと言っても、成功しても「でも、マイノリティだから、普通の幸せは手に入らないだろう」で、嫉妬の対象になりえない。相手に少しの優越感を抱かせる。あの人は、みんなが思う幸せと引き換えに、楽しく過ごしているんだと思えば、納得できる。

二人のお子さんと、旦那さんに恵まれた蓮舫氏は、避雷針がなかった。綺麗で、家族に恵まれて、そのうえ、仕事もうまくいっているって、うまく行き過ぎていてずるいよね、って思われる。

 

◆強気な姿勢は自分を苦しめる

そして、蓮舫氏の持ち味の強気な姿勢。これは、頼りになるように見えるけど、もろ刃の剣で、自分に不手際があったときに、同じように追及される。昔のブログでも書いたけど、少し頼りなくて、それでも、この人に任せたいと思わせる「わたしが助けたいヒーロー」だったら、少しの失敗も素直に謝れば許されたかもしれない。だけど、私たちをひっぱてくくれる「わたしを助けてくれるヒーロー」は、少しでも、頼りない部分が見えると途端に責められ見放される。なぜなら、頼りがいが彼らの魅力だったから。

mochi-mochi.hateblo.jp

グラビアアイドルという色眼鏡で見られ、知性や頼もしさは演出しないといけない彼女は、綱渡りのような不安定な方法でしか、指示を得られなかったのだろう。

 

 

7月27日、「政治を考える日」のきっかけとなった田中角栄は、1983年10月、ロッキード事件の一審で実刑を受け、即日控訴。その2か月後の衆院選では大差をつけ当選している。本当に信頼されている人間だったら、たった一度の失敗だけで、見捨てられることなんてないんだよね。墜ちた女王にそんなことを考える余裕なんてないかもしれないけど。

オナホ売りOLのコスプレ

すごい申し訳ないんですけどね、わたしたまにコスプレ着るんですよ。自分の意志ではないですよ。そもそも、わたし、ただの会社員だし、20代も後半だし、お肌の曲がり角も曲がり終わっちゃった年齢だし。でも会社がどうしてもって言うから着るんですよ。

まあ、それで、結構色んな衣装を着せてもらったので、せっかくなので、まとめて、弊社のコスプレ衣装の一部を紹介しようと思いました。

 

ご注文はうさぎですか?/ココア

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昨年の台湾のイベント用。ウィッグがないのでラクチンでした。金髪懐かしい。またしたい。この衣装は「ご注文はこの娘ですか」で川村まやちゃんが着ています。

 この素晴らしい世界に祝福を/めぐみん

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大阪のVRのイベント1日目。
包帯ぐるぐる巻かないといけないし、脇汗パット貼らないといけないし、マント止めないといけないし着るのが大変だった。隣のブースの人に、めぐみんじゃないときも「めぐみんさん」って呼ばれていました。めぐみん気にったのでもう一回着たいです。この衣装は「この素晴らしいコスプレ世界に祝福を!」で跡美しゅりちゃんが着ています。

 

冴えない彼女の育てかた/リゼ

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大阪のVRのイベント2日目。
本当は千夜がよかったのですが、ウィッグなかったので、リゼにしました。ウィッグがひたすらムレてかゆかったです。かゆいことしか覚えてないです。この衣装は「ご注文はこの娘ですか」でみほのちゃんが着ています。


Re:ゼロから始める異世界生活/レム

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今年の冬のワンフェス
衣装が複雑。着るのが難しい。あと、カラコン買ったんだけど、色を間違えた。ぜんぜん青くない。この衣装は「コスプレイヤーハメ撮りカメラテスト」で浅田結梨ちゃんが着ています。

けものフレンズ/かばんちゃん

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ホッパのニコ生

ウィッグがないからひたすらラクチンでした。みんなに「私服」って言われます。ひたすらラクチンです。この衣装は「けも耳コスプレイヤーズ ~ようこそパクリパークへ~」で阿部乃みくちゃんが着ています。

Fate/Grand Order/マシュ・キリエライト

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某店舗のPOP用。
本当は、今度のワンフェスで着たかったんだけど長袖で暑そうだったので、やめました。どの店舗のPOPになるか決まったら告知します。衣装選びを間違えたコスプレイヤーと言われました。


それで、それで!
明日、7月22日のワンフェスでもコスプレします!ブースは「8-12-3」!ぴゅあコレさんのお手伝いでいきます。何を着るかはまだ秘密。

幕張メッセにダッシュだ!!

摩天楼はバラ色じゃない。

「摩天楼はバラ色に」という映画ある。マイケル・J・フォックスが主人公を演じるアメリカのコメディ映画。

あらすじ……
主人公は田舎から出てきた青年ブラントリー(マイケル・J・フォックス)。不景気により、内定していた会社に入ることができずにいたとき、親戚のつてに大企業に手紙の振り分け業務の担当としてもぐりこむ。そこで、重役の女性クリスティ(ヘレン・スレイター)に一目ぼれし、彼女に近づくために、会社で重役になることを目指す。社内で底辺と扱われていた部門から、さまざまな手段を使い仕事を成功に収めていくおはなし。


はじめて観た時、私は大学生で、就職活動をしていた。どんなどん底にいたとしても、柔軟に動いていけば、上に登れるような気がした。そしてきっと、仕事ができるようになれば、恋愛もうまくいく。映画のなかで、最初、ブラントリーを相手にしなかったクリスティも、彼が仕事で手柄を収めるにつれて、興味を持つようになる。自分ができることが増え、社会に必要とされれば、それに合わせて異性にも魅力的に映るような気がしていた。


女子たちにバラ色の日々はない。

だけど、それは男の人の話。ブラントリーが自分の思うような成功をおさめ、物語がハッピーエンドに終わったのは、彼が若い男性だったから。女の子は、仕事の頑張りと、異性からの好意が比例しない。安藤サクラ主演の映画「百円の恋」は、そのことをよく表現している。


コンビニのアルバイト店員だった主人公イチコ(安藤サクラ)は、客として来た狩野(新井浩文)と恋人になり、彼の影響でボクシングをはじめる。ボクシングに打ち込み、夢中になるイチコと反比例するように、狩野との関係はうまくいかなくなる。そして、狩野はイチコから離れていく。「好きじゃねえんだよな、一生懸命なやつ見るの」と言い。

自分以上に頑張る異性を受け入れられない男性は多い。自分より、弱そうで、少し下に見れる子、自分のプライドを壊さない子が好まれる。自分の立場をおびやかすような女の子は居心地が悪い。

 

可愛げない姿を好いてくれる人がいい恋人。

だけどね、この映画、最後の最後で少しだけ救われる。試合に負けて、大泣きする泣くイチコに、狩野が「メシでもいこうか」といって終わるのですよ。ガツガツする女の子は可愛げないかもしれないけど、それでも、そんな可愛げのない姿を理解して、応援してもらえるころもあるのかもしれない。

www.tm2501.com

三沢文也氏のブログでは、女性に対して「キモくなろう、図太くなろう!」と書かれている。キモくても、図太くても、何かに夢中になっている女性を受け入れてくれる人がホントにいい異性だと思う。本当によい男はエロでは釣れない。

丸山れおなは上原亜衣になれるのか

「丸山れおなちゃん、最近売れてますよ」
最初、聞いたことのない名前だったのですが、いくつもの店舗から言われるから覚えてしまいました。

 

そもそも丸山れおなって誰?

弊社、丸山れおなちゃん撮影していないので、不勉強なわたしは知らなかったのです。調べてみると、DMMで配信されている作品は57本。一番古い作品は2015年6月発売。2年以上出演していて、57本は多くありません。おそらくデビュー作であろう、最も古い作品は「連れ子を性教育する一家 丸山れおな」。パイパン、巨乳、ツインテールでロリ系の作品です。デビュー当時はロリ系の女優だった彼女は2015年秋ごろからギャルにイメージチェンジをしました。

 

丸山れおなちゃんの話をする際、よく言われるのが「日焼けギャルで売れている子は今は少ないからね」ということ。 参考に、2017年5月のDMM女優ランキングにランクインした企画女優をタイプ別にまとめた表を掲載します。

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日焼けはAV界隈のブルーオーシャン

たしかに日焼けした女の子は少ない。そこそこ巨乳で、ロングヘアーで、若い……所謂「ヤれそうな子」が多くランクインしています。しかし、売れやすい特徴をもった女優は競合も多く、競争率も高い。グラフを見てもらっても分かるように、巨乳、ロングヘヤー、お姉さん系といった特色を持つ女優は多い。AV女優のレッドオーシャン

逆に、日焼け、ショートヘアーなど個性的な子は少ない。このような子は大人数に受けるのは難しいかもしれません。しかし、競合が少ない分、一定人数の支持は得られやすいのです。

 

競合が少ないから、そのジャンルで上に行ける

この表でハーフという項目は皆無ですが、5月にTMAで発売した西田カリナちゃんをつかった作品はその月で一番売れました。彼女自身の魅力もあるでしょうが、ハーフという競合が少ないなかで売れやすかったのかもしれません。ロリ巨乳だった頃よりも、黒ギャルになった丸山れおなちゃんが売れたのは、黒ギャルというブルーオーシャンで勝負にでたからかもしれないですね。

 

なにに掲載されたインタビューか忘れてしまいましたが、以前、上原亜衣ちゃんが、人気になるためにメイクや髪型を変え、そこから売れだしたと話していました。見た目やポテンシャルだけじゃなく、売れるために自分を変えていける、努力家が、手堅く残っていけるのだとしたら、なんだか、救われる気がします。

 

mochi-mochi.hateblo.jp

mochi-mochi.hateblo.jp

以前、DMM年間女優ランキング上位の女優を調べました。もっすごい綺麗で少し派手なくらい華やかな女の子より、大人しそうな子のほうが人気がでるようなのですよね。がんばればヤレそう感を出すのが大切。

 

 

 

mochi-mochi.hateblo.jp

エアピローカバーのような二次元の商品ではより顕著に、大人しそうですぐやれそうな子が好まれます。 極端な巨乳とか、“強そう”なイラストは避けられる傾向にあります。

 


 

 

 

北条かやは幸せになれない。

逃げてばかりっだった彼女が離婚した。

彼女とは大学生のときに知り合った。単発のイベントバイトかなんかだった。「芸能人になりたい」と言っていた20代前半の女の子。そのわりに、それらしいことはしない。「水着のグラビアは嫌だから、あの事務所は断った」「話はたくさん来ているけど、選んでいる」などと言っていた。

彼女はよく自分の話をする。学生時代は病弱だったことと、いじめにあったことで不登校だったこと、親がお金があるから今は一人暮らししてもらっていること、通信制の学校に通っていたこと、不登校になる前は成績優秀だったこと……

どんな話も自分を悪く言うことも、顧みることもなかった。絶え間なく続く彼女の自分語りを「ふんふん」聞きながら、彼女がいじめっ子や勉強することや、そのた色んなものと戦うことなく、ただただ現実から逃げてきたように思えた。自分を変えようと立ち向かうことなどなく。ハラを据えられない人生。


彼女とあったのは10年以上前だ。その後は、SNSや人づてで知る情報だと、彼女は地元に戻り、国立大学を出たそこそこ頭のいい年上の男性と結婚した。

わたしは、この事実を知り自分の予想が外れたように思った。色んなものから逃げる彼女が、手に入れた人並みの幸せ。逃げず、立ち向かう人でなくとも、幸せな人生を歩めてしまう事実。

だけど、わたしの考えは覆る。彼女は離婚した。子どもを抱えて、実家に戻り、アルバイトかなにかしながら、親と一緒に生活しているようだ。人づてに聞く話だと、慰謝料やら、養育費やらはもらっていない。それを聞いて、わたし自身の推測が当たったように思えた。ああ、やっぱり。

慰謝料も養育費もない。またぎぎした話だと、大きな問題はなかったみたいだ。それでも、彼女はめんどくさい生活に耐えられなかった。

誰かと一緒に暮らして、一緒に人生をきめていくのはとてもめんどくさい。日々、自分の不満を、相手が不快に思わないように伝え、将来の憂鬱な事柄を話あわなくてはいけない。それはとてもめんどくさい。そのめんどくささに耐えられなくなって、逃げたのだろうな、きっと。


彼女の近状をきき、ライターの北条かや女史を思い出す。数々の問題から彼女は逃げる。「こじらせ女子」という言葉をつかった書籍を発売し雨宮まみ氏とトラブルになったとき、彼女は雨宮氏に反論することなく、「死んでお詫びをする」「悲しい」といった言葉を繰り返した。炎上したうえで「それでなにが悪いの?」と開き直り、戦うことはない。図々しい書き手にならない。

もちろん、北条女史はライターなので、商売としてのそのキャラクターを批判はしない。ライターとして仕事をするために逃げるキャラクターを演出しているのだろう。自分自身にブランド価値をつけて、ファンも増やし、商品を売っているなら賢い書き手だ。どんな商売だって、売れることが正義。そのために、自分の見せ方を工夫する彼女は、読者に見せない努力をしている。

ただ、彼女のような「逃げ」の姿勢を、無自覚にしている人がいたとしたら、きっと幸せにはなれない。やりたくないなら逃げてもいい。だけど、やりたいことのためのやりたくないことは耐えなきゃいけない。踏ん張らないといけない。夢を叶えるためには忍耐が必要だ。めんどくさいことから逃げれば、逃げるほど、自分のなりたい幸せは遠のく。